「帰って来ました!」

こんばんは〜。
なんだか雪の金沢、
積雪量だけなら今季最初の雪の方が多かったけど、この土日の気温の下がり具合と雷を伴って断続的に降る雪の降り方は今年一番の寒さが来た!という感じ。
おかげで店は暇暇だったんですが、早めの出勤と除雪作業でむしろ身体的には普段の土日より疲れたぜい!と。
「朝家の除雪ー仕事で店の周り除雪」と二回あるのがとてもしんどいっす。
とりあえず雪の天気も峠は越したみたいなんで、明日からはまた普通に仕事行けそうでホッと一息ですが。



で今日千秋楽だった大相撲初場所
見事朝青龍が5場所ぶりの優勝を果たしましたね。
全勝優勝はなりませんでしたが、決定戦で勝って14勝1敗の優勝は充分たいしたもんでしょう。
場所前から稽古総見での調整の遅れや衰え指摘されてて、稽古•調整不足•ブランクでの勝負勘の鈍りなどなど、不安材料とマイナス要因しかない場所で、横綱本人もある程度やってみなけりゃわからないという見切り発車だったと思いますが、やっぱり横綱は強かったなーと。
なんだかマスコミや多くのファンが朝青龍叩きしてますけど、私はなんだか朝青龍のあのやんちゃっぷりと「それでも勝ってしまう憎らしい程の強さ」が好きですね(ま、当人の態度•発言に問題があるのも確かですが)。
なんか正直見てた人のの多くが、
朝青龍…ま、ブランクあるし衰えもあるし優勝は無理だろな。」
と思ってたハズですよね…実際私も。その一方で
「でも逆にもしこれだけの逆境の中で優勝しちゃったらさすが•すごいと認めざるを得ないなあ」
と思ったのでは?
あの土俵上でのガッツポーズとか、勢い任せな言動とかは、若いなー•軽率で短絡的だなーと思いますけど、
こういう逆境を跳ね返して、結果を出してしまう「有言実行」ぶりは素直にすごいと思いますね。
あるいは朝青龍の軽挙妄動を叩く前に、
むしろその独走を止めるどころか、自身の生き残りに汲々としてる日本人大関•上位陣の不甲斐なさこそ叩かれるべきなのでは?
「なんか横綱の陰に隠れてかろうじて勝ち越しして、かろうじて地位たもってる上位陣!
そりゃあ恥ずかしくてデカい口なんて叩ける訳ないし、デカい口叩かなければ(マスコミなんかに)叩かれる事も無いもんな!」
と言ってやりたい。
実力で横綱独走に待ったをかけて、
横綱!あんまり調子にのるなよ!」
って言うくらいの日本人力士が出てこないもんですかねえ。
強い横綱を投げ飛ばして、勝って
「おいおい!強いからって、なにしても•なに言ってもよい訳じゃねーぞ!」
って言い返すくらいの。

なんか朝青龍のヒールぶりばかりクローズアップされがちですけど、
やっぱヒールが独走するばかりではいずれ暴走になってしまいますから、
かっての北の湖千代の富士のライバル関係(北の湖朝青龍ほどヒールではなかったですが、ある意味判官贔屓千代の富士応援する人達のにっくき敵役でした(笑))のような、
「ヒールと競い合うベビーフェイス」
の存在が必要なのではないでしょうか?
マスコミがヒール叩きに必死の中、気がつけば、視聴率やら注目度の面でそのヒールにおんぶにだっこの相撲界。そりゃあヒールも調子にのるってもんでしょ?
相撲でも一般へのアピールでも、ストップ朝青龍を成し得るようなライバルが出て来れば、もっと角界は盛り上がるし朝青龍の“若さ”も抑えられると思うんですが。



とにかく朝青龍関優勝おめでとうございます、と。
朝青龍、帰って来ました」
聞いて、マッカーサーでも横井さんでもなく、某ソロモンの悪夢思い出したのは私だけ?(笑)。
まーアンチ朝青龍派にとって今場所の結末は、まさに悪夢だったでしょーけど(笑)。
と落ちがついたところで、コンゴトモヨロシク…。