王者の底力

こんばんは〜。
今日は仕事は夕方からの出勤だったんですが、昼間はほとんど寝て過ごしたせいでなにも出来なかったっす(苦笑)。
までも半日でも休めた後ってやっぱ気持ちも体も楽ですね。
来週は水木金3連休なんでそこまであんまりお金を使わないようにして頑張るぞと。



で今日はごろごろしながらTVで高校野球見てましたが・・・すごい試合ありましたねえ。

高校野球常葉菊川日南学園降して8強に進出 第3試合

第89回全国高校野球選手権大会は第10日の17日、3回戦の第3試合は、常葉菊川(静岡)が延長十回、4−3で日南学園(宮崎)にサヨナラ勝ちし、8強に進出した。

 〇常葉菊川(静岡)4−3日南学園(宮崎)●(延長十回)

 常葉菊川は3点を追う八回、2死二、三塁から代打の伊藤が左越えに同点3ラン。延長十回2死一、二塁、再び伊藤が中前にサヨナラ適時打を放った。日南学園は五回、田中に大松、中崎の適時打など5安打を浴びせて3点を奪ったが、六回以降は戸狩にかわされ、力投の有馬が力尽きた。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/ama/news/20070817k0000e050086000c.html

いやほんとこれが
「追い込まれた時に発揮される王者の底力、なにかやってくれる得体の知れない力」
ってやつでしょうかね?
8回にチャンス作ったとはいえ2死になった時に、もう駄目か?と思ったんですよね。
あそこで
「3−3の同点に追いつく起死回生の同点弾」
っすからね。ありえねー!って思いましたよ。
でもあの展開には伏線がありましたよね、
日南の有馬投手の右打者膝元へのスライダーをそれまでまったく見切れてなかった菊川打線が、あの8回は各打者がきっちりと見極めてたんですよね、
スライダーに手を出してくれないからカウントが悪くなる→四球になるか、カウントを取りに行くストレートを痛打される
という形になってました。
あの8回の菊川打線の集中力
「手負いの王者が瀕死に追い込まれた時の底力」
まさにそんな感じでした。



あともう1つすごかったのが、同点打とサヨナラ打の伊藤選手。

◇背番号15の2年生・伊藤が殊勲打

 延長十回2死一、二塁、常葉菊川の攻撃。伊藤の痛烈な打球が遊撃手のグラブをはじいてセンター前に転がった。猛然とダッシュした日南学園の中堅・持田がこん身のバックホーム。しかし、二塁走者の町田が間一髪早く本塁に滑り込み、熱戦の幕は閉じた。

 殊勲打の伊藤は背番号15の2年生。静岡大会でベンチ入り20人枠にも入れず、甲子園が公式戦初ベンチ。センバツ優勝時はスタンドにいた。その選手の劇的なサヨナラ打だけでもすごいが、伊藤はその前にもう一つ、2万人近い観衆の度肝を抜く大仕事をやっていた。

 大詰めの八回。3点を追っての2死一、三塁。打線はここまで日南学園・有馬の徹底した内角攻めに4安打に封じ込められていた。「ここは伊藤しかいない」。森下監督は代打を指示した。

 甲子園入り直前の紅白戦で本塁打を3、4本打ったことで佐野部長が「甲子園に連れていきましょう」と進言した。深夜11時までティー打撃に励む練習態度と、打球を遠くに飛ばす才能を読み取っての抜てきだった。

 打席では「自分の良さはフルスイング」とストライクは全部強振した。ファウル三つ粘って2−3からの8球目。真ん中よりの速球をたたいた打球は左翼フェンスを越える同点3ラン。「今までで一番の打撃。八回は本塁打を狙い、十回は決めてやろうと思ってました」と伊藤。

 「これはドラマか、フィクションか」と目を丸くする佐野部長や「ラッキーだった」と興奮する森下監督。選手層の厚さを物語る伊藤の活躍と、終盤の接戦に強い持ち味全開の試合展開常葉菊川は夏も頂上が視野に入る8合目まで到達した

すげーなあ・・・夏の予選ではベンチ入りすらしてなかったとは・・・。
選手層の厚いチームならではでしょうけど、無名の2年生が甲子園どころか高校野球の公式戦初舞台でこれだけの大仕事やってのけるとは・・・。
まさに
「ドラマか、フィクションか」
ですよね。
たゆまぬ努力と才能あればこそのことだろうし、それを見抜き抜擢した指導者の手腕でもあるでしょうけど。
ほんと漫画みたいな話ですよね、
読んでる方はわかるでしょうけど、週刊少年マガジンで連載中の「ダイヤのA」の主人公のチームの監督が主人公の成長振りを目の当たりにした時の
「化ける奴は一瞬で化ける」
っていう台詞を思い出しましたよ。



完全ノーマークの伏兵の活躍で菊川が春夏連覇そんな気もしてきましたよ。
偉業達成なるかどうか?今後の日程も楽しみです。
という事で、コンゴトモヨロシク・・・。