「ジャーマンスープレックス」

こんばんは〜。
まずはこの話題・・・

プロレスの神様カール・ゴッチさん死去 米専門サイトが報じる


 米国在住の元プロレスラーで、アントニオ猪木さんや前田日明さんの師匠としても知られる「プロレスの神様カール・ゴッチ(本名カール・チャールズ・イスタズ)さんが、28日夜に死去したと、米のプロレス専門サイト「レスリング・オブザーバー」が伝えた。同サイトによると83歳だった。死因などは明らかにされていない。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/battle/news/20070729mog00m050002000c.html

うーん・・・神様亡くなられましたか・・・。
83歳というと、大往生ではあるでしょうが、残念ですね・・・。
年齢的に私はゴッチさんのファン世代ではないし、試合は見た事ないですけど、
プロレスのアーティスティックな部分の象徴・代名詞とも言える技
ジャーマンスープレックス
の生みの親としてプロレスファンなら知らない人はいない方ですよね。
戦後のプロレスブームからバブル期の絶頂期、80〜90年代の分裂期を経て今に至っても、なおプロレスにおける最も美しい技の一つジャーマン、
幾多の試合の中で、いくつものドラマとフィニッシュを飾ってきた人間橋、
単に一つの技という概念を越えた何かがジャーマンスープレックスって技には宿ってますよね。



一方で、そんな華麗な技を生み出した人が、ファイトスタイルは関節技主体の(当時は)地味なものだったって事がまた不思議な感じがしますよね。
「キャッチアズキャッチキャン」、アキレス腱固めや脇固めなんて。
でそのゴッチさんが師匠として教えた、猪木さんや前田さんが後に展開していく
ストロングスタイル」「リアルファイト」なんていう思想の源流でもある訳で、
そう考えると
「ジャーマンという派手なプロレスの代名詞を生み出すと同時に、
今にいたる総合格闘にも通じるようなグラップル・格闘技のスタイルまでも生み出した」

ゴッチさんって、やっぱすごい人だなあと。
ほんと「神さま」だな、と。



そういや、格闘漫画では良くゴッチさんをモデルにしたであろう人物が出てきますよね。
修羅の門しかり、刃牙しかり(笑)。
「派手なショープロレスを嫌って、セメントマッチを追い求める!」
みたいな。
そういう、世間一般ってのに流されない自己を貫くスタイルってのがまたカッコいい。
つくづくすごい人だったんだろうなあ、と。
謹んでゴッチさんのご冥福をお祈りすると共に一言
ジャーマンスープレックスは永久に不滅です!」