富野監督大学で公演。

うーむ・・・、週末も大寒波がやってくるそうですね。
今日は小康状態だったんで安心してたら、週末はまたえらい事になりそうな。
また店・家で雪掻き三昧の時を過ごさねばならないのかな・・・。
濡れた雪は重いんですよ、これが・・・。その上に雪が積もるとさらに・・・。
外は「雪起こしの雷」がなってます。どうやらまた積もりそうですね・・・。ぐったり。



さて切り替えてタイトル通りこの話題。
引用元:http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20051216org00m200099000c.html

ガンダム:富野監督が講演 ニュータイプ誕生秘話語る

機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督がこのほど、甲南大(神戸市東灘区)で講演し、主人公のアムロら高い能力を持つ人間を「ニュータイプと名付けた理由などを語った。

 講座は、学生が主体となって講演テーマを決め、各界の著名人を招く同大現代講座の一環で開かれた。

 富野さんは、ガンダムの制作で「映画を撮りたいと思っていたので、子供向けのテレビアニメをはじめはやりたくなかった」と明かし、宇宙を舞台としたのは「20メートル以上のロボットが、地上でアスファルトの上を歩くのは当時不可能だったので、ロボットが自由に動き回ってもおかしくない場所として宇宙を選んだ」と話した。

 また、ガンダムがリアルに戦争が描かれていることについて、「それまでのロボットアニメの敵は宇宙人だったが、通常の感覚だと敵が宇宙人というのはおかしい。『人を殺す』という自分たちが現実世界で出来ないことが起こり、それについて考えるのもエンターテインメントだと考えた」と語った。

 その後のシリーズでも大きなテーマとなったニュータイプについて、「ガンダムは、モビルスーツという兵器が登場する宇宙戦争をリアルに描いたもので、SFではなかった。スポンサーや子供たちにSFだと思ってもらうために、ニュータイプを作った」といい「『ニュータイプ』という言葉が嫌で、一度だけ『エスパー』という言葉を使ったが、“安手のSF”になってしまうと思ってやめた」という秘話も明らかにした

だそうです(笑)。しかし大丈夫なんでしょうか?
富野監督に大学の講師させるなんて、また
若い女子学生に抱きついたり」
しないでしょうね(笑)。以前そんなような事ありましたよね。
確か「キン〇ゲイナー」の制作記者会見だったかな?
まあ監督の暗黒面、
「セクハラ富野」
が出なければ大丈夫ですね。



でもやっぱり以前から他のメディアでも発言してましたが、やっぱり監督は
ニュータイプが嫌い」
なんですね。
SFに思ってもらうために仕方なく造った言葉なんですね。確かに実際の所
「リアルな戦争人間ドラマ」
なんて言ったら、当時の子供向けアニメの環境では受け入れられなかったでしょう。
スポンサー・視聴者が求めてたのは
「勧善懲悪・単純明快なヒーロー物」
だったでしょうし、そう言う状況では、作品説明に際して
ニュータイプという特殊な力を持った少年が戦う物語」
という‘煽り文句’が必要だったんでしょうね。
現実、ガンダムは最初の放送時はそれほど反響はなかったんですよね
というかむしろ不人気だった。
再放送から反響が大きくなって、アレだけのブームになりましたが。
革新的な作品ってのは得てして最初は受け入れられないものなんですね。わからないもんです。
そして、確かにもし名称がニュータイプじゃなくて、エスパーだったとしたら機動戦士じゃなくて
「超能力戦士」
な感じになっちゃってたでしょうね。

「切り裂け!サイコサーベル!」
「必中必殺!エネルギーバズーカ!」
「みんな行くわよ!発動Gフォース!!!必殺テレキネシスハンマー!!!」

みたいな(笑)。確かに安い感じがしちゃいますね。



監督がどう言う風にニュータイプを嫌いなのか知りませんが、
私も正直ファースト以降の作品における「ニュータイプ」ってのは嫌いですね。
「ファースト」以降のガンダムで描かれたニュータイプの姿・能力ってのは確かに殆ど
エスパー・超能力者」
と言った方が良いですよね。
「なんでもあり!」
みたいな・・・。当初のニュータイプの概念であったはずの

「高速・高度な情報処理能力」
無重力に適応した身体」
「宇宙空間での活動に見合った空間把握能力」

などの

「宇宙生活に適合した進化・発達を遂げた新人類」

という要素は、後発作品の中で後付けの設定を付け加えられて訳がわからなくなっちゃいましたよね。それこそ
「異能を全部ひっくるめて‘ニュータイプ’でくくっちゃえ!」
って感じで、MS同士の戦いが
「ただの超能力者の戦い」
になってしまった気がするんですが・・・。



少し前なにかのコラムで読んだんですが、

富野監督は「ガンダム」の最初の放送終了時、作品に関わる版権を全部バンダイに当時
「10数万円程度」
で売ってしまった。

らしいんです。当時の感覚では放送の終わったロボットアニメの版権なんてほとんど価値がなかったそうなんです
確かに「CD」「DVD」どころか、「ビデオ」すらまだ普及してなかった頃でしたから、
放送という‘旬の時期’が終わってしまえば、あまり価値はなかったんでしょうね。
ところがその後の
「メガブーム到来」
バンダイさんはしこたま儲けたみたいですが、監督は殆どその恩恵にあずかれなかった
でそう言う面で
富野監督はガンダムにたいしてあまり愛情が無い
らしいです。なんだかなー(笑)。



さてこんなところで、明日も雪掻きありそうなんで、寝る・・・とみせかけて三国志やります(笑)。
ただ終わったら次は「テイルズ」やるつもりです。おもしろそうなんですよね。
だから買ったんだろうが!と自分に突っ込み(笑)。
ではこれで、コンゴトモヨロシク・・・。