「負けに等しい引き分け、勝ちに等しい引き分け」

おはようございます。
先ほど、「韓国VSフランス戦」終わりました。
韓国引き分けちゃいましたよ・・・すげーな・・・。
前半早々に点取られて
「さすがにフランス相手じゃ厳しいかな・・・」
と思ったんですが、その後はよく守って、終了間際に同点ゴール決めましたね。
流れからし
「韓国にとっては勝ちに等しい引き分け」
でした。
これで韓国は堂々Gグループ首位、最終戦はスイスとの試合になりますが、
まだ決定!ではないですが、非常に予選通過に優位な立場に立ってますね。
前回の共催国だけに非常に羨ましいなあ・・・。



ただ1つ、今回の試合も‘疑惑の(ゴール)判定’がありましたね。
後半7分(だったかな?)フランスが押しこんだ

「空中とは言え、どうみても入ってたゴールがノーゴール判定」

でしたね・・・。あれはどうなのかな・・・。
日韓大会も
「数々の疑惑の判定」
ってのがありましたけど、今回も・・・。
つくづく
「審判をもまきこむ、幻惑する韓国サポーターの力」
ってすごいですな・・・。
前回大会のアズーリ達の悲痛な姿思い出してしまいましたよ・・・。
ドイツの試合会場でも韓国サポーターの応援が目立ってましたが、
あの迫力の中に
「微妙な判定の時の天秤を自国有利に傾ける力」
が隠されてるんでしょうね(苦笑)。
もし仮にああいう判定を韓国側がされたら、韓国サポーターって
「烈火のごとく、暴動起こすぐらい大騒ぎ」
すると思うんですがね・・・。
まあもう結果は出てしまったし、今更詮無き事なんですけど・・・。


で今更ですが昨日の日本代表の試合・・・

日本、クロアチアと分ける=1次突破にわずかな望み−川口、PK阻止


サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第10日の18日、日本は当地のフランケン競技場で1次リーグF組の第2戦でクロアチアと対戦し、0−0で引き分けた。この結果、日本は1敗1分けの勝ち点1。2大会連続の決勝トーナメント進出は22日(日本時間23日未明)のブラジル戦(ドルトムント)に勝つことが条件となった。クロアチアも1敗1分け。

http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060619-00000000-jij-spo

川口のPK阻止はさすがにぐっときましたね
でも、終わりましたね・・・完全に・・・。
昨日夜半には渋谷でサポーターによる暴動があったそうですが、その事も
クロアチア戦前はまだ望みをつないでいたサポーターにとっても最後の希望が絶たれた結果だった」
て事をあらわしてますね・・・。
かすかな望み!なんて言ってますが、要は
「今まで一度も勝った事がない王者ブラジル相手に大差をつけて勝った上で、
他のカードの勝敗が日本にとって都合の良い結果で終わる事」

が必要条件であり、まあ厳密に確率を計算すれば何%かの可能性はあるんでしょうけど、
「実現は100%無理!」
になっちゃいましたね。
ブラジルが予選通過決めて(しかも1位通過が濃厚)る現状

「主力を休ませる」
ジーコに遠慮する」
「どうせ2位通過させるならより組しやすい日本でもいいよ」

なんて事考えてくれたら、日本にも勝利の目はあるかもしれませんが、
少なくとも
「王者のプライドとして日本相手に大差で負ける」
なんてのは許さないでしょうね。
まあ救いは他2国、クロアチアとオーストラリア両方に
「決勝T進出の可能性が残されてるから必死で戦うだろう」
って事だけで、それとてあまり関係ないですよね。
事実上、昨日の引き分けは
「負けに等しい、日本代表への終戦宣言」
だったという事でしょう・・・。



こうなったら割りきって、最終戦王者ブラジルにせめて一矢報いるぞ!
ぐらいのつもりでやってもらいたいもんです。
それとて容易な事ではありませんが・・・。
むしろ、勢いのある控え選手が、勝敗気にせずにのびのびプレーするとしたら、
こっちの方がやっかいかもしれませんね。
もともとブラジルのサッカーは
「個人技と独創性のサッカー」
ですもんね。
くれぐれも
「ブラジルに大敗!」
ってのはなしにして欲しいなあ・・・。
「せめて、王者相手に何か収穫を!」
そうあって欲しいもんです。



でも記事見て気付いたんですが、この引き分け
「日本代表、海外開催のワールドカップでの初めての勝ち点獲得」
だったんですね。
そう考えると、まあ凄い事なんではないでしょうか?
思えば、今大会前の
「得体の知れない代表への期待感、予選突破できるぞーっていう楽観論」
の根底には
「前回日韓共催大会での予選通過という結果の幻想」
があったんでしょうね。
冷静に考えれば、地元での開催という利なしではこんなものかもしれないし、
ようやっと勝ち点を取ることが出来た事は喜ぶべきだし、
これがさらなる将来的レベルアップの第一歩と考えれば
「まだまだこれから!」
なんでしょうね。
見てるほうとしたら
「性急に強くなる事、勝利する事ばかり望む」
んですけど、良く考えれば
「日本代表が世界の舞台に出られるようになってまだ10数年たらず」
なんですよね。
「これから熟成していかなきゃならない」
訳で、ある意味
「アフリカとかと同じぐらいサッカーに関してはまだまだ若いチーム」
なんではないでしょうか?
そう考えれば、
「まだまだ負けて学ぶ事の方が多い」
んじゃないですかね?



だからまあ、最終戦、勝つにせよ負けるにせよ
王者相手に、なにがしかの収穫、手応えってやつを掴んで欲しいもんです。
まだまだ、あくまで日本代表は
「とりあえず世界レベルへ打って出ようとする挑戦者の立場」
なんですから・・・、今の幕の内一歩みたいな立場かな(笑)。