「俺はスーパーサイ〇人になる男だ！」

ONE PIECE 38 (ジャンプコミックス)
作者: 尾田栄一郎
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 2005/07/04
メディア: ペーパーバック
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とうとうこの時がきたか・・・。
ジャンプバトル漫画の‘お約束の洗礼’がついにワンピースにも・・・。というか以前から
「ジャンプ漫画の王道」
行ってたんですけどね。
今週号の「週刊少年ジャンプ」読まれた方にはお分かりと思いますが、巻頭カラーが「ワンピース」だったんですよね。
現在対戦中の相手に苦戦して、互角の勝負してたんですが、その最終ページでとうとう
「パワーアップする」
ということで、
「モンキー・Ｄ・ルフィ　ＶＥＲ・２」
とか言い出しちゃいましたね・・・。
コンビニで、見た瞬間

「あいたたた、こうきたか・・・、ひでぶっ！！！」

と叫びそうになりましたよ（笑）。
「今までの俺を越えて強くなる！」
とか言ってますけど・・・、あのパワーアップの仕方って、
やや唐突な感じはしますけど、
「某エ〇ーズＡＣＴ２」
というか
「スーパー〇イヤ人」
ですよね。
一瞬
「まさか「ごごごごっ」とか言いながらルフィが金髪になるのか！？」
って思っちゃいましたよ（笑）（それがわかるのは来週ですが・・・）。

以前から
「＊＊闘力」
と言う
「相手の戦闘力を数値化できる能力」（そう言う能力持ったキャラがいるんです）
が出てきた時も
「ス、スカウター！！！とうとうワンピにも戦闘力‘数値化’の波が・・・！？」
って思ったんですが、今度はついに
「主人公がスーパーサ〇ヤ人化」
ですよ（笑）。
まあ悟空もルフィもぶっちゃけ
「猿キャラ」
だから共通項あるっちゃあるんですけど（笑）。

うーーーん、同じ雑誌だから筋・シナリオがある程度かぶるのはわかるんです、‘ジャンプの路線’って物が同じような展開になるのも・・・。
やっぱりジャンプのバトル漫画って
「ドラゴンボールに収束」
しちゃうんですかね・・・。

敵倒すー主人公強くなるー新たに強い敵登場ー更に主人公強くなるー敵倒すー繰り返し

こういう展開、すなわち
「少年漫画における世界観・敵の強さのインフレ現象」
とでも言いますか・・・。

「強い敵出すとそれに合わせて主人公も強くなる、でもってまたそれに合わせて強い敵が必要になる」という構造的インフレ・悪循環

に陥るんですね。そこで結局

「修行で強化」とか「変身（２段・３段）」とか「潜在能力開放」

なんて言葉でそのインフレ乗り切って行く訳ですが・・・。

その悪循環に「ワンピース」も取りこまれつつあるのかな・・・。
単行本２７巻
「白ひげ登場」
のあたりですごく盛りあがって、「おお！面白くなってきた！」って思ってたら
急に「空島」行っちゃって・・・。でも
「ああ、敵キャラ。世界観の整理してるんだな」
って思ってたら、なんか今度の展開では‘どっかで見たような’部分が・・・。
「スカウターっぽい能力にパワーアップ形態が‘ＶＥＲ２’」
ですもんね・・・。やばいなー・・・。しまいに
「海賊一武闘会」
開かれたりして（失笑）。

まあ少年漫画ってのはある程度‘お約束’ってのがあるんで似たような感じになるのはしょうがないですが、
ちょっと今回の展開はあまりに露骨な気がして・・・。
長期連載になるとどうしても似通ってくる部分が出てくるんでしょうかね？
まあなんやかや言っても、相変わらず面白いんですけどね。特に
「クライマックスシーンの盛り上げ方」
はうまいですよね。
「読んでる人の感情取りこむのが上手い」
っていうか。しかも
「週刊にもある程度山場作りつつ、単行本ごとにまとまった形のストーリー」
つくってますからね。
未だに単行本集めてますから！

ふと思ったんですが
「ワンピのキャラドラゴンボールに当てはめたら誰が誰？」
って考えたんですが・・・。
まあいろいろあるでしょうが私は一言！
「ウソップは・・・ヤムチャ＋クリリン？いや違う！
‘主人公チームに加わったミスターサタンだ’！！！」
という事で（笑）。「ゾロ」は「べジータ」かな・・・。

ＰＳ　先々週「連載２５０回記念巻頭カラー」だった
「ハンター×ハンター」
はカラー作業に富樫氏が力尽きたのか
「その後２週連続で休載」
でした・・・。ほんと「ライフワーク」だと思って気長に待つしかないのかな・・・。
最近「ハンター」があるか確認するために後書き＋「ジャガーさん」から読む私（笑）。