左手は添えるだけ・・・。

三本目いくぞー。普段書いてる話題がマイナー路線が多いんで今回はかなりメジャーなテーマでいくべし・ぴょん。
勘の良い方お察しの通り
スラムダンク
の話です。過去何千何万と話題にされてきてるとは思いますがあえてここで行って見ようかと。読んでるよねーという前提で話すんで読んでない方は「なんのこっちゃ」状態だと思うんで「撤退」を勧めます。
つくづく「偉大な漫画」ですよね。私が高校の時なんか流行りましたもんね
「庶民シュート」(笑)
「バスケ」というスポーツを一躍クローズアップさせましたからね。当時はほんと「野球少年」を「バスケキッズ」が圧倒する勢いでした。
最も現在は原作者の井上先生が憂いてる通り日本におけるバスケは「マイナーなスポーツ」なんですよね・・・。
アメリカではあれほど「メジャーなスポーツ」なんですが・・・。ちなみに私は「NBA」観戦が大好きです。でもってお気に入りは「ピストンズ」です。
2人がかりのブロックショット
なんて鳥肌もんですね。話題が逸れた、修正修正。
で「スラムダンク」ですが、ほんと良い漫画です。私は県予選の対陵南戦第183話「メガネ君」という回がすごく好きなんですが。原作終盤「対山王戦」は鳥肌シーンの連続ですね(笑えるシーンも連発ですが、板前姿の魚住が取り押さえられるシーンは爆笑)。
私が思う「スラムダンク」の肝は
伏線の張り方の巧みさ
に集約されると思うんですが。「山王戦」はその集大成だと思いますね。
桜木の「シュート練習」、流川へのライバル意識、未完成な強さ
赤木と魚住のシンパシー、河田への意識
流川の「アメリカ」への意思、「エース」としてのスタイル
三井の「後悔」、3へのこだわり
なんていう伏線が一つ一つ重なりあって「完璧な調和」(言いすぎかな?)を作り上げてる。そんな気がします。
この音が俺を生き返らせる
お前は鰈だ。泥にまみれろよ
断固たる決意ってのが
なんて名台詞が次々浮かんできます。今コミックス見てないんでうろ覚えですが。
そして勝敗を決したラストショット。原作全体を通して初めて出した
流川から桜木へのパス
「左手は添えるだけ」そして「2人のハイタッチ」。吹き出しを使わない構成もすごく印象的でした。
コミックス全巻持ってるのに、漫画喫茶行くとまた読んでしまうんですよね。
当時はあの原作の「終わり方」にすごく腹立ったんですが、今振り返ってみると
あれでよかったんだよな
と思えるようになりました。私も大人になったということかな(なんのこっちゃ)。
私的スポーツ漫画名場面ランキング(?)において
スラムダンク 対山王戦」と
はじめの一歩 世界タイトルマッチ 鷹村VSホーク戦
は断然トップですね。ほんと好きですこの2つは。

長々と書いてきましたがここらで、今更かつ解りきった話をくどくど書いてしまいました。つまんなくてすいません。
ただ今回この話題書こうと思ったきっかけなんですが、先日職場のバイトの子と話してた時
スラムダンクって面白いよねーーー」
という話題で盛り上がったことだったりします。まだ高校生の女子なんで当然「原作ストライク世代」ではないんですが、聞いてみたら結構まわりの子も読んでるそうで、
良い物・素晴らしい作品は時代越えていくものなんだな
としみじみ感じました。
そうです、ああそうさ、どうせおっさんの感慨です、ふんだ
やれやれ、やさぐれてきてしまったので今日はこれにて、コンゴトモヨロシク・・・。