悪の組織はすごかった・・・。

 舞方さんのブログでもコメントさせていただいたことなんですが、最近の「悪の描写」と言うものには色々制約が多いようで・・・。ちょっとそのへんを今回2回にわけて書いて行こうかと思ってます。
 元来「特撮ヒーローもの」あるいは「戦隊もの」というのは必ず「世界征服を狙う悪の組織**」が登場するものでした。最も有名な悪の組織といえばやっぱり
ショッカー
でしょう。おどろおどろしい怪人達。「イーーー」が合言葉の戦闘員。子供心に「怖い」と思ったものです。もっとも私の場合微量の「憧れ」を含んでたんですが。
 ちなみに私のフェイバレットは邪道と言われる「仮面ライダーX」だったりします。あの世界の有名人の名前をつけた「怪人達」のインパクにやられてました。必殺技は「回転地獄車」だもんな(笑)。
 戦隊物だと「バイオマン」かな。小さい頃なんでおぼろげな記憶なんですが、悪役がカッコ良くて好きだったんです。たしかこんなだったと思うんですが(違ってたらごめんなさい)
「その悪の帝国では尻尾の数が多いほど力が強く身分が高いとされている。その帝王は8本の尻尾を持っている。そして尻尾の数を増やす事ができる力を欲している。」
「最終戦ではまず帝王のライバルだった女妖魔が力を手に入れて尻尾を増やすが力に耐えきれず自滅する」
「そして以前にバイオマンとの戦いに敗れて、尻尾をすべて切られ無限空間の牢獄に追放された王子とその妹が自力で復活して父である帝王を「尻尾を失った」状態で倒す」
「そしてバイオマンに正々堂々(悪なんですが)戦いを挑み敗れ去る」
とにかく悪の王子がかっこよかった。度重なる敗北の罰として「力の象徴」を奪われ、餓えと渇きの地獄に落とされるんですが、そこで「開眼」するんです(ほんと悟り開いたみたいでした)。
「尻尾の数など意味がない。己が信じ高めて努力してつかんだ力こそ真の力だ」
で父である王を倒すんですが、最後父である王も「見事だ」と王子の事を認めて散って行く。そして「己が力」という誇りにかけて主人公達に決戦を挑む。こんな感じだったと思いますがとにかくかっこよかった。途中から「悪役」の方に感情移入してました。悪である「王子」の散り際がまるで「ヒーロー」みたいだったのを覚えてます。
 ちょっとだいぶ前の記憶なんで曖昧かついい加減なことはご了承ください。自分も今見たら多分すごい違和感感じると思います。「こんなんだったよな」という程度の記憶をもとに今回は考証・確認なしに書いてますんで。
 話がそれましたがとにかく「あの頃」は「ポリシー」「スタイル」のしっかりした悪役がいたなーと思います。「ショッカー」なんてある意味ライダーより存在感のある名前ですよね。まさに
ショッカーの先にショッカーなく、ショッカーの後にショッカーなし
ですよね。「イーーーーー
 続きは明日に。今日はこんなところでではまた、コンゴトモヨロシク・・・。