3月11日

こんばんは〜。
あれから1年ですね…もうTV番組もネット上もこの話題ばかりなので、今更被災者でも被災地に関わった訳でもない私があれやこれや言うのはなんですが、
そういう報道やいくつかの数字に、未曾有の大震災ー今に至るまで重い傷を残しいまだ復興などという言葉が使える状況ではないーであり、その物心両面での被害の大きさを改めて痛感する今です…。
正直直接の被害を受けたわけではない自分にとっても遠い世界の出来事ではないという事ー被害の映像の衝撃、自分の住む地域でも起こりうる災害の存在、放射能汚染や社会活動の停滞ーを強く感じた1年でしたし。



自分たち直接の被害を受けなかったものにとってのこの1年ってのは、少しずつ時間が記憶や教訓を風化させていく時間足りえましたけど(だからってこの震災を忘れ去る事は自分もできないでしょうけど)、
被災地の方々ー亡くなった方のご遺族、家や勤め先を失った・あるいは住む地域そのものが無くなった方々、それまでの生活基盤・サイクルを根こそぎ奪われた方々ーにとっては決して戻らない喪失と日々直面する・そこにある過酷な現実と向き合い続けなければならない1年であったろうなと…。
「復興という言葉がおこがましい、そんな言葉が重い、疲れてしまう」という被災者の方々の言葉を何回か報道で聞きましたけど、それだけ遠く先がはるか見えない「日常への回帰」の道なんだろうなと。



それでもなお日常を取り戻そうとしている被災者の方々にとってとりあえずの1年、
けして楽な道ではなく、希望に満ちた要素はかすかにしか見えないでしょうけど、こうして節目の年が過ぎていくたびに、少しずつでもその傷が癒えて、失われた・戻らない過去に代わる新しい日常が取り戻せる事を祈念しつつ。
コンゴトモヨロシク…。