KITAKOに始まりKITAKOで終わる・・・

こんにちは〜!
ただ今移動中に入った漫画喫茶で更新中。
つーかなんていうか・・俺は今モーレツに感動しているっっっ!

高校野球佐賀北が初優勝 広陵に逆転勝ち


 第89回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の決勝は22日午後1時から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、佐賀北(佐賀)が5−4で広陵(広島)を降し初優勝を飾った。

 佐賀北は4点をリードされた八回、押し出しで1点を返したあと3番・副島の満塁本塁打で逆転勝ちした。

 広陵は二回に2点を先制、七回にも野村の左中間二塁打で2点を追加し試合を有利に進めたが及ばなかった。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/ama/high/news/20070822k0000e050076000c.html

うおおおおおーーー!!!なんつうか久々にスポーツのワンシーンでさぶいぼ出たっちゅーねん
あの8回のHRはなんかもうまさに奇跡・ドラマを越える現実の存在の証明って感じでした。
土壇場の3点差という場面に、ひっくり返すにはそれしかないという満塁HR、
甲子園の魔物とやら、あるいは勝利の女神とやらは劇的な展開が大好きなんだなあと。



はっきり言ってあの8回裏まで、戦前の予想通り圧倒的に広陵優位・完全な広陵のペースで試合が進んでましたよね。
佐賀北打線は広陵野村投手の前に1安打しか打てず、しかも4回以降は3人づつで抑えられて点を取るどころかまったく攻略の糸口すらつかめない状態。
かたや守備では序盤からピンチの連続
2点先制されたあとも毎回のようにランナーを背負いつつも無失点男久保が切れの良いスライダーとなによりそのなんか神通力じみた得体の知れないオーラでかろうじてしのいでいた、
がしかし、とうとう広陵の7回に2点を追加され、無失点記録も途絶えた時に正直
「よく粘ったけど、ついに耐え切れなかったか・・・あー終わったな」
って感じでした。色々なものが‘切れた’ように感じました。
でぶっちゃけて言うなら、8回表までの試合内容のままで終わってれば
「古豪広陵のワンサイド勝利、一方的に攻め続けた末の完勝」
って評価だったでしょう。
「事前の予想通りに地力の差は歴然で、古豪の前には旋風も手も足も出なかった・奇跡を起こせなかった」
って。



そこであの8回の攻撃ですよ、満塁の形を作ってしかもそこから押し出しの四球を選ぶという伏線、
これ以上連打するのは難しい、だから満塁の好機を生かし、3点差をひっくり返すには
「一振りで決める!満塁HRしかない!」
という状況で、今大会で2HRと急成長した、ある意味で
「甲子園という舞台で成長した佐賀北というチームを象徴するバッターである副島」
が打席に、甘く入った変化球をレフト中段まで運びました。
まーあの瞬間の歓声とどよめきはすごかった、
あの雰囲気と歓声は夏の甲子園でしか聞けない、感じられないものでしたね。
それまでのワンサイドの展開の鬱憤をはらすような逆転劇への賞賛、
あるいは信じられない事態に驚愕しつつかつ喜びと落胆が入り混じった感覚
とでもいうか・・・。



しかしまあすげーなあと。
広陵の野村投手は連投の疲れや勝利を目前にしたプレッシャーもあったでしょうけど、
まさかあそこで満塁弾とは・・・。
あそこまでの試合展開から、一体誰がああなる事を予想したでしょうかね?
私も正直
判官びいき佐賀北応援だけど、さすがにここまでかな・・・、
奇跡はそう何度も起きないから奇跡だし。
これ以上下馬評は覆らんな・・・」

と試合途中に思ってましたもん、特に久保投手が7回に追加点取られた時。
もう諦めかけてただけに、あの逆転の瞬間は思わず車内でふおー!とかってガッツポーズしてしまいましたよ(笑)。
「ヤローやりやがったー!またミラクルだー!」
って(笑)。



しかしほんとお見事!改めて
佐賀北高校初優勝おめでとうございます!」
と。県立高校すげーぜ!と。
そもそも「県立高校」って時点で、優勝候補どころか、
「なんとか1勝、初勝利してってね。参加賞参加賞」
なんて見方になってしまいますもんね。
思えば開幕戦、開会式直後の試合に勝利し、その後宇治山田との延長15回再試合を制し、ついには圧倒的に不利といわれた帝京(実際その前の帝京の試合内容はあまりにすごかったし、実感として強かった。つうか私は菊川、帝京が優勝候補の大本命だと思ってましたから)をも延長の末に下して、あれよあれよと決勝まで来ちゃいましたからね。
甲子園って時々無名校が強豪校同士の潰しあいをすり抜けて勝ち上がっちゃうって事がままありますけど、今回の佐賀北の場合は強豪校を接戦の末次々と破っての見事な優勝でしたよね。

夏の甲子園の開幕1回戦から、延長再試合を経て、強豪校も倒した、
再試合を含めて、7試合という
「誰よりも長く今年の夏の甲子園を闘った」
その度に甲子園という舞台で成長した佐賀北ナイン、そして優勝。

「今年の夏は佐賀北で始まり、佐賀北で終わった」

そんな感じでした。



これで夏も終わりですね・・・まだまだ暑さは厳しいでしょうけど、なんか高校野球が終わると夏の終わりを感じてしまいます。
なんか寂しーなー・・・。ま、でもまた来年!
最後に、
夏を駆け抜けた旋風ー佐賀北ナイン優勝おめでとうございます。
そして全ての高校球児達にありがとう!

と。