「野獣死すべし!」

休日は二本立て!なんか成人映画みたいな(苦笑)。
で昨日の話題なんですが、今日録画しといたのを見たもんで・・・。

衝撃の復帰戦…泣き虫サップ26秒殺


 K-1 WORLD GP 2007 IN AMSTERDAM(現地23日・アムステルダムアリーナ)、野獣死すべし-。昨年、当地で引き起こした敵前逃亡事件の“みそぎマッチ”に引き出された野獣ボブ・サップ(32)=米国=が、現役最多3度のK-1GP優勝を誇るピーター・アーツ(36)=オランダ=と対戦し、左ヒザ蹴り一撃でわずか1回26秒、KO惨敗した。あまりのふがいなさに激怒した観客がリングにオレンジなどを投げ込み、因縁の地は“暴動”寸前になるなど騒然。前途多難な復帰戦となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000002-dal-fight

「速っ!短っ!弱っ!っていうかお前が「オヤスミナサ〜イ」してどうするよ!」
・・・いや日曜夜のゴールデンに放送する試合じゃねーわ・・・。
酷い!酷すぎる!
「野獣にヤジゆう(苦しい・・・)」
っていう駄洒落より酷い(苦笑)試合内容。
もともと基本が素人なのはわかってましたが、あまりにも素人な負け方に過ぎる!
以前からサップの試合に抱いてた得体の知れない期待感の正体って
「大きくてそのくせ動ける‘素人’が身体能力のみで打撃のプロフェッショナルを凌駕する」
って所に由来するものだったと思うんですよ。
その劇画チックなキャラとマッチした
「劇画チックな戦いぶり」
こそが、彼の試合の面白さだったわけで。
それが今回はその‘素人’の部分がもろに出てしまった試合内容で、正直あの内容なら
「サップの代わりに案山子でも立たせておいたほうがまだ内容のある試合になった」
と思いますね(苦笑)。
左ひざ1発KOでしたが、気を抜いてガードがゆるんだとこにくらったとはいえ、
あまりに受け方がなってないし、アーツの
「あれで倒れるとは思わなかった」
って感想は最もですよね、きっとアーツはその後に
「、てか素人じゃねーんだからさ、もうちょっと受けろよ。
まあでもあれじゃー前の試合逃げたのも納得だね。」

って言葉を飲み込んだでしょうし。



しっかしほんと酷かった、凡戦が多かった今大会、
もう他の試合の内容がきにならなくなるくらいあきれる、ある意味インパクトのある試合だったなあと。
まああの内容ではサップくん
「そりゃー試合から逃げるわな、あの程度じゃ。
つーかあの程度でホースト引退試合相手が務まるはずもないわな・・・もしかしたらサップ自身が気恥ずかしくて逃げたんじゃないの?」

って見てた人に思われますね。
サップ自身にとっても色々な経緯を経てるだけに、重要な1戦だったはずなのに・・・、
あるいはサップ自身もうまともに試合できるコンディションではないのかな?とも思いますね、
まともに試合できないけど、知名度だけで試合してるのかな?と、
で莫大なギャランティ手に入れて
「前回はドタキャンしたせいで訴訟騒ぎにまでなっちゃったから、今回は一応リングに上がってでさっさと負けちゃおう♪」
なんて考えてたのかも・・・だとすると完璧
「計画的詐欺と言っていい給料泥棒」
っすね、「金返せ!」と。
もしそうなんだとしたら、サップはもちろん
「敵前逃亡したうえに法廷でまで揉めた挙句、結局ネームバリュー欲しさにまたリングに上げたK-1サイド。
まともに試合も出来ないようなサップの状態も見抜けずに、まんまとギャラのタダ取り許した興行側、谷川Pの間抜けぶり」

も追求されてしかるべきでしょうね。
「まともに試合できない選手をリングに上げた」って事はある意味で
「試合の結果が見えてる=八百長同然の試合をブッキングした」
って事ですから。
あるいはそんな
「試合から逃げた上にまともに戦えない選手、
普通なら永久追放にして当然の選手をそれでもネームバリュー頼みで使わざるを得ないK-1の台所事情の苦しさ」

が見えた気もした26秒でした。



ホンマンも欠場だしなあ・・・、お客を呼べる人気者が欲しいのはわかるんですけどね。
K-1が世界レベルに市場を広げるのはいいんですが、
大会規模の拡大に出場選手の質・量が追いついてない気がしますね。
規模は国内にとどまっていたけど、熱い上昇の気運に満ちてた1990年代後半から2000年代初頭の頃が懐かしい・・・。
規模や資金は一番じゃなくても、
「今一番すっげえ格闘技はK-1だよ!!!」
って頃が確かにあったっす・・・。
「アーツ」「ホースト」「バンナ」「ベルナルド」「ミルコ」「セフォー」「フィリョ」
いまだにあの頃の彼らの試合映像は鳥肌が立ちますね。
つーか今から2000年大会のV見ようっと。



という事で、ぐだぐだと。
長々とすいません、駄文にお付き合いくださった方々どうもありがとうございます。
まったりするぞー!コンゴトモヨロシク・・・。