弱肉強食・自然淘汰

こんばんは〜。
ひたすらひきこもり〜なお休み、コンビニ・本屋だけ行って後はずっとゲームな時間を過ごしておりました。
で金沢ローカルな話題なんですが、先日「王様の本」が閉店しちゃって寂しく思ってたら、来る6月30日に金沢駅西に
「明文堂書店」
がオープンするんですね。
今流行りのカフェスペースを併設したかなり大きな建物の書店で
「北陸最大級」
が売りみたいですが(笑)。
本屋スキー(?)な私としては新しい大型書店は嬉しいですが、正直ここまで大型書店が乱立すると
「東京ならいざしらず、金沢くらいの人口でこの大型書店の乱立はどうなの?」
と思いますねえ、現状完全にオーバーフローですよ。
以前にも言及した事がありますが、石川県内って書店以外にもすでにホームセンター・ドラッグストア・MSCのような大型複合商業施設が乱立してて、完全に
「供給過多で明らかに需要を上回ってる」
んですよね。
そりゃーいっぱい選ぶ候補・選択肢が増える消費者の側からしたら良い事なのかもしれませんが、
先日の王様の本のような事があるとねえ・・・。
無論こういう過当競争は
「互いの競争によるサービスの向上」
「当該地域の活性化」

なんてメリットも大きいでしょうけど、現状あまりにも供給過多なんでいずれ
「敗者が淘汰されるあるいは共倒れで寡占状態に陥る、
結果消費者としての選択肢が少なくなる(=あるいはサービスも低下する)」

と思うんですよね。
今でもすでにこういう大型書店の乱立・県外からの大型資本の進出で
「昔からあった街の小さな本屋さんってのがほとんどなくなった」
大が小を淘汰した状態なんですが、これがさらに進めばいずれ
「経営体力の多きなとこ同士の潰しあいの末負けた方が消える事に」
なっちゃうでしょうねえ。
それが資本主義の原則って言えばそれまでですが、そうなった時に
「行きつけのお気に入りの本屋がなくなってしまう」
のは寂しいですよねー。



私的に思うんですが、行きつけの本屋を選ぶのって、
品揃え・閲覧のしやすさなんかの要素がありますけど、一番は
「フィーリング」
なんじゃないかなあと。
「配置の仕方がしっくりくる」
「他店と比べて全体の雰囲気が自分にあってる(=ある程度長時間閲覧がしやすい)」
「多少狭くても自分の趣味にマッチした品揃え」

なんていう事の感覚が重要って。
品揃えが豊富な事も重要な要素ですけど、それ以上にこういうフィーリングってのが一番大きいんじゃないか?と思うわけですよ。
でそう考えた時、今の過当競争が続いて、もしも
「多少小さくても居心地の良いお気に入りにの本屋が潰れちゃったら・・・」
と思うとうーんなんですよね。
そういうとこほど得てして、大きな資本のところに潰されちゃう事が多いだけに、余計に不安なわけですよ・・・。
「基本的に本を購入するだけのところ、でも落ち着いた気分・ゆっくり品定めできる状況ってのが最も重要な場所、それが本屋」
だと思うんで。