悲喜こもごも

と言ったらドラフトですよね(笑)。

高校生ドラフト:希望通り?予想外?今年も明暗が交錯


25日開かれたプロ野球高校生ドラフト。今夏の甲子園決勝で、優勝した早稲田実斎藤佑樹投手と投げ合いを演じた駒大苫小牧田中将大投手(17)はじめ、昨春センバツ優勝の愛工大名電堂上直倫内野手(18)、最南端の離島から春夏の甲子園を沸かせた八重山商工大嶺祐太投手(17)、甲子園出場経験はないものの注目度の高かった鷲宮(埼玉)の増渕竜義投手(18)の4選手が重複指名され、抽選でそれぞれ交渉権獲得球団が決まった。希望通りで笑顔を浮かべる選手もいれば、予想外の指名に硬い表情のまま会見を切り上げる選手も。明暗が交錯した。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/pro/news/20060926k0000m050086000c.html

うーん、今年は重複が多かったですねえ。
松坂世代ほどじゃないですけど、注目の逸材が結構揃ってるためでしょう。
重複すると結局抽選、で意中の球団にいけない、ってなるのはシステム上仕方ないとはいえ、ちょっとかわいそうな気がしますね。
球児達にとっては
「長年の憧れであり、野球人生ひいてはこれからのたつきの道としてやっていく場所を決める重大な分岐点」
なわけですし。
それが抽選で決まっちゃうってのは・・・むーん。
だからってシステム変えたら、今度は人気や財力のある球団に選手が偏る、っていう事になるだけだしなあ・・・。




しかし苫小牧の田中君は楽天ですか・・・明日の見出しは


「田中君、落胆もとい楽天!」


で決まりかな(苦笑)、まさかあそこ行っちゃうとは。
強気な田中君だけにどこだろうとあんまりこだわりはない!って言ってましたけど、
マチュアで頂点を目指して経験してそしてプロとしてやっていくなら
「なるべくなら強くて給料の良いとこへ」
って思うのは当然だし、だとするとぶっちゃけ
「出来れば違うところが良かった」
はずでしょう。
もともと関西出身だそうで、そのへんどう考えるかわかりませんけど、
競合した球団の中ではやっぱ日本ハムが良かったでしょうね。
楽天も東北だから気候風土は似てるでしょうけど。
私のような無党派層野球ファンとしては、今日本ハムって若手投手が良いですから
「八木・ダルビッシュ・田中揃い踏み」
なんてのも見たかったんですけどねえ。



しかしまあ、楽天ってこういうひき強いのかなあ?
以前の一場投手も(彼の場合不祥事もありましたけど)取ったし、今回も田中君引きましたし。
そういう意味では
「戦力の均衡・公正さを期するドラフトの目的」
ってのが果たされていると言えるんでしょうけど(笑)。
「弱いところに良い選手が行く」
って、失礼!
でもなんか
「打線の援護がなくて、ノムさんにもぼやかれてぶち切れる田中投手」
ってビジョンが目に浮かぶなあ(苦笑)。
楽天のチーム事情じゃ、
「高校生、まずはじっくり腰を据えて育成」
なんて余裕はないだろうし・・・。
1年目から無理な使い方されてすりきれちゃわなければ良いんですけどね。




という事で、彼らの今後の活躍に期待しつつ、コンゴトモヨロシク・・・。