駒大苫小牧辛勝!

こんばんはー。
今日はちょっと早めに帰ってこれたんで更新。
最近高校野球のネタが続いてますが、実は昨日から
「第1試合から全試合を出来る限り録画」
に挑戦してまして、
朝1番に新聞のTV欄みて録画予約をする毎日です。
NHKの場合、今年は衛星放送では高校野球放送してないんで、総合と教育を切り替えて放送って言うお決まりのスタイルなんですが、これをいざ録画するとなると結構面倒なんですよね。
いちいち切り替えにあわせて予約しなきゃいけないし、中継が長引いて6時以降の教育TVで放送があるとさらに面倒なことに・・・。
でもまあ面白い試合見たいがためにちまちま録画してます。
DVDレコーダー1台にビデオ2台で万全の体制です(笑)。
録画したものも全部見るわけじゃなくて、ダイジェスト見た後に早送りしつつ見てるだけなんですが(笑)。




でもって今日、駒苫の試合でしたね。

駒苫の公式戦連勝が45に/夏の甲子園

全国高校野球選手権駒大苫小牧5−3南陽工>◇10日◇2回戦
 夏の甲子園3連覇を目指す駒大苫小牧が公式戦の連勝記録を45に伸ばした。エース田中将大(3年)が9回を7安打6四球で3失点と制球に苦しみながら、14奪三振の力投で春夏通算5勝目をマークした。この日の最速は自己最速150キロに及ばない148キロ。試合中盤で、カーブ主体の配球に組み替え、南陽工打線をかわした。田中は「みんなに助けられました。次は自分がみんなを助けられるよう頑張ります」と話した。


http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060810&a=20060810-00000020-nks_fl-spo

なんとか逃げ切った、そんな感じでしたね。
先日の横浜敗退がイメージにあったのか、勝たなきゃ!ってプレッシャーってやつがあったのか、なんとなく駒大にとって流れの悪い試合展開でした。
エースの田中投手が不調だったというより、速球が早い事を踏まえて、きっちり対策を練ってきた事がわかる南陽工打線の速球狙いに苦しめられたって事でしょうね。
明らかにあの早い速球を狙い撃ちしてました。
でその結果速球が投げにくくなって、変化球に頼らざるを得ず、なんとなく田中投手
「北の怪物」
って触れ込みの割には
「なんか逃げてばっかり、くさいところに変化球ばっかり投げてるなあ」
という印象でしたね。
中盤からのまるで繰り返しの映像見せられてるような(録画したのを早送りしてるとよくわかります)
アウトコースへのワンバウンドのカーブ連投」
はぶっちゃけ見ててつまんなかったですけど・・・まあそれを振らせちゃうあたりがすごい投手なんだろうなと。
そのあたり、田中投手の苦戦する姿
「勝利を熱望される王者としての辛さ」
「追われる者として研究され、知り尽くされてる事の苦しさ」

なんてものを感じましたね。



一昔前なら高校レベルで
「150キロのスピードボール」
なんて投げたら誰も見たこともないし、仮にその投手と対戦するとしても事前に150キロの球を打つ練習なんて出来なかったわけで、
140キロの投手にマウンドの3歩前から投げさせるとか、
イメージで想定しておく、ぐらいしか出来なかったんですよね。
それがいまや、ピッチングマシーン使えば150、160キロのボールを打つ練習なんてあっさり出来るし、VTRなんかを使えば事前の情報も完璧につかめてしまいますし。
以前超高校級投手の速球を打ち崩したチームの選手がインタビューで
「速球はマシーンで150〜60キロを打ち込んできたんで大して早く感じなかった、むしろ遅く感じてとまどった」
なんて言った事がありましたが、今回の駒大苫小牧、田中投手の苦戦もきっとそういう感じなんだろうな・・・。
南陽工の打者はきっと
「仮想田中」
で150キロの速球打ち込んできたんでしょうね。
強敵に対して対策を練るのは当たり前のことだし、卑怯でもなんでもないんですが、
マシーンで練習してきた相手に人間の好投手があっさり打ち込まれるなんてなると、微妙に釈然としない私でした(苦笑)。
鍛錬、血のにじむ努力で積み上げた150キロ速球をスイッチ1つでびゅーん!ってのはなんかねえ・・・、しょうがないか・・・。




まあともあれ、駒大苫小牧初戦突破おめでとうございます。
連覇に向けてこのまま突っ走れ!でも金沢高校とやる時は手加減してね(笑)。
ではこれで、コンゴトモヨロシク・・・。