ジダン・・・。
W杯決勝:イタリア、PK戦制し24年ぶり優勝
サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は第25日の9日午後8時(日本時間10日午前3時)、ベルリンで決勝のイタリア−フランス戦が行われ、イタリアが1−1のまま迎えたPK戦を5−3で制し、24年ぶり4回目の優勝を果たした。
延長後半5分、フランスに予期せぬ事態が訪れる。競り合い後にマテラッツィと言い合いになったジダンが頭突きをし、レッドカードで退場処分に。流れを失ったまま迎えたPK戦で、後攻のフランスは2人目のトレゼゲが失敗。4人目まで成功していたイタリアは、5人目のグロッソも確実に決め、24年ぶりにW杯を制した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20060710k0000m050067000c.html
おはようございます。
ジダンやっちゃったなあ(というか俺もだ!)・・・。
まああの退場が直接勝敗を分けた訳じゃないですが、総じて好機の多かったフランス側にとって、その勢いに水を注すレッドカードでしたね。
「ジダンにカップを!」
ってチームメイトの思いが色褪せちゃって、結果PK戦になったし、その結果にも大きく影響したような・・・(まあ元々試合展開は双方決めてを欠いてたんですけど)。
ジダンがいたら勝ってたかも?ってほどではないにせよ、
選手の心理状態が大きく影響するPK戦においては
「ジダンの不在」
は物心両面で大きかったですよね・・・。
最後勝つにせよ負けるにせよ、
「ジダンが決める、あるいは外して決着」
ってなってたらすっきりしたんでしょうけどねえ・・・。
まあジダンのいらいら→退場は
「攻めこみながら押しきれないフランス側の総意としてのいらいらの噴出」
だったでしょうし、そう考えるとある意味、チームにまとまりを与え続けたジダンの代表ラストプレーらしいかなとも思いますが。
あーあ、でもやっぱ最後はせめてPK蹴って欲しかったなあ・・・。
逆にこの終わり方に
「こんな代表引退は納得できん!」
って発奮して、ジダンが代表引退を撤回してくれると嬉しいですけどね。
流石にないか(苦笑)。
まあフランスにとってはそもそも、1点取ったほうが勝つって試合で
「先制点で逃げきり勝ち」
が出来なかった時点で不吉な感じはありましたよね。
少なくとも前半をリードして終えてたら、違った展開になってたかもしれませんね。
まあそうさせなかったイタリアの攻撃が見事だったと言う事ですか。
イタリアにとっては結局、PK戦にもつれるって展開は
「想定内の展開、あるいはそうなったら有利」
でしたからね。
タレント豊富で、GKはブフォンですし、
「最悪PK持ちこめば勝てる!」
って思いがあったろうし、でその事が最後まで切れない守備の意識に繋がってましたね。
逆に言うとその切れなかったイタリアに対して、その粘り強さに根負けして先にジダンが切れちゃった訳ですが・・・。
あーあ、ジダン・・・
「立つ鳥跡を濁す」
「九仞の功をいっきに欠く」
ですか。
微妙な幕切れだったなあ・・・。
私が昨夜まで抱いてた
「ジダンがカップを掲げるビジョン」
は
「レッドカード出されて退場するシーン」
でかき消されちゃいました。
「王者ブラジルを破って優勝!それを花道に引退」
ってなれば最高の引き際だったのにねえ・・・。
あーあ・・・フランス国内荒れなきゃいいけどなー・・・
昨今国内情勢不安で暴動とかおきてますが、またそんな事にならなきゃいいですけど。
逆にイタリアはおめでとうございます!
ですが・・・こっちはこっちで大会後は
「国内セリエAでの選手達の薬物使用疑惑」
なんぞでみそがついてる、というかそっちの方が話題として大きいようで、
選手達も戦々恐々のようですし、素直に喜べない方が多いようですね。
負けたほうは無論、勝った方も微妙な心境の決勝戦でした・・・。
いやまあこれは私がフランス応援してたから、色眼鏡で見てるからかもしれないですが(笑)。
公平に見れば、欧州開催のカップに勝ち残った欧州代表らしく、
ハイレベルな技術・組織力と洗練された守備戦術の見応えのあるぶつかり合い
でしたけどね。
まあいずれにせよ、これにて1ヶ月に及ぶ激闘の幕が降りた訳で、今大会
「日本代表の現実」
「中田の引退」
「オシムの新監督就任」
など日本にとっても大きな出来事ありました。
今後はTV各局、総括番組、ワールドカップ総集編みたいなのを放送するんでしょうけど、
ひとまず
「私のあるいはサッカーファンの眠れない日々」
は終わる訳で、嬉しいような寂しいような・・・。
また4年後、(というか2年おきにしようってプランもあるそうですが)、
「2010年 南アフリカ大会で会おう!」
と言う事で。またマスコットキャラ不気味な顔だったらやだな(笑)。