審判ってのも大変だな・・・。

うーむ、先週の旅行の休みボケが抜けきらないなあ・・・。
仕事結構忙しいせいもあって、しんどいっす・・・。
まあでも切り替えていこう。



盛り上がってるワールドカップ
それに加えワールドカップに隠れて例年より少し地味ま存在になってますが、
ウィンブルドンテニス」も始まって、スポーツ観戦スキーな私には嬉しい時期です。
世界一の芝を制するのは誰か、今年はどういう展開になるのか?
楽しみです。
(そういやベッカーやレンドルはどうしてるのかなー?エドベリも)
でサッカーに話を戻しますが、こんな記事がありました。

サッカーW杯:退場者増加、レッドカードW杯の要因は


 今大会は退場者が増えている。出場枠が現行32チーム(64試合)になった98年フランス大会の22人、02年日韓大会の17人から増加し、決勝トーナメント1回戦6試合を終えた26日現在(54試合)ですでに24人を数える。「レッドカードW杯」となった要因はどこにあるのか


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20060628k0000m050017000c.html

うーん、確かに今回の大会、いわれて見ればイエロー・レッドカード枚数と退場者多いですよね。
ポルトガルVSオランダ戦なんかは
「カード・退場の記録ラッシュ!」
でしたもんね。
しまいには
「グラウンド上に選手が5人づつくらいしかいなくなるんじゃないの?」
って心配になりましたもんね(笑)。
でこの記事でこのカード乱発の要因として挙げてるのが

 国際サッカー連盟(FIFA)の審判委員会は日韓大会での誤審頻発を踏まえ、大会前に主審候補者を集めてセミナーを開き、判定基準を統一。体力測定、心理テスト、筆記試験などによって23人の主審を選考した(イタリアのデサンティス主審は同国リーグの不正行為疑惑に伴い辞退)。

 前回大会の36人から少数精鋭に切り替えるとともに、連係をとるために同一国・地域・大陸連盟の審判団でチームを作って試合を担当させた。さらにFIFAは今大会を前に、シミュレーション(反則を受けたふりをする行為)やひじ打ち、ユニホームの引っ張り、遅延行為などの反則を厳しく罰するよう求めた。
警告・退場者増加の背景には、このようなFIFAの意向に沿った審判団の試合コントロールを一因として指摘できる

要は
「前回大会の疑惑の判定の数々を受けて審判の資格制限を厳しくすると共に、
反則行為の判断及び罰則規定も厳しくした」

という事なんですね。
確かに前回大会の某国の勝ち上がりに際しては不透明かつ不公平ななジャッジングが数多く見られましたからね・・・。
確かに判定を明確かつ厳しくする事で公平性が増して、抑止効果も上がりました
各選手悪質なあるいは故意のファウルってのをしにくくなりましたし、
せこい遅延行為に対してはどしどしカード出せば良いと思いますけど、
今度は逆に
「審判が安易にカード出し過ぎてる」
気がしないでもないですね。
>FIFAの意向に沿った審判団の試合コントロール
だそうですが、これって言い替えれば
FIFAの判断基準に依存してる」
「とにかく反則を厳しく取れば良いと曲解してる」

部分があるんじゃないでしょうか?
「前回のジャッジメントが甘過ぎた?で講習会に指導も行う?
じゃ今度はばしばしもう怪しいのは片っ端から警告出せばいいんやね」

みたいな(ちょっとおおげさですが)。
「だってFIFAの御意向、FIFAがそうせえって言うたんやもん」
的感覚でしょうか?
でも今度は逆に
「カードを出し過ぎる事でその‘示威効果’が薄れてしまってる」
「‘切り札’としての権威がなくなってしまってる」

気がするんですが・・・。
ファウルってのは
「故意に行われるもの」と「ぎりぎりの所で結果的にファウルになってしまった」
ってのの2種類があると思うんですね。
前者は無論同情の余地はないですけど、後者に関してはそれこそ
「ファインプレーとファウルは紙一重
じゃないですが、各選手はその辺境目ぎりぎりをついてプレーしてるんですよね。
その
「ファインとファウルの境界線のプレー」
をことごとく
「反則!カード!」
って取られたら、選手は積極的なプレーが出来ないですよね。
優れたDFってのはその試合の最初のプレーで
「どこまでジャッジが反則を取るか線引きをする」
そうですが、あまりに判定が厳しいとおおげさに言えば
「本来のプレーが出来ない」
「迂闊に接触も出来ない」

って事になりますよね。「お嬢様プレー」っていうかなんというか(笑)。



サッカーの審判って大変なんですよね。
試合中の運動量の多さ、全体を見渡す目、その中で冷静な判断を下す
ある意味選手よりしんどいポジションですよね。
だからって、安易にただ厳しくすればよいって考えて、
「‘あーもうしんどい、めんどいからカード切りまくっちゃえ!’」
では、
「せっかくの良い試合・実力国同士の戦いを審判の判断基準という枠の中に押しこめてしまって小さな試合にしてしまう」
事になりますよね。
あやふやな判定を避ける為の厳しい基準、ってのは充分理解できますが、
試合をするのも人間、裁くのも人間
なんですから、反則を厳しく取る事は大原則として、もう少し
「状況を踏まえて、審判個々人としての判断」
ってのを判定基準に加味してもよいと思うんですがね・・・。




まあ難しい問題ですね。
審判が人である以上、ミスもあれば思い込みもある訳ですし、
それがまたサッカーの面白さでもありますしね。
さてではこれで、今夜は
「ブラジルVSガーナ」
「フランスVSスペイン」

という注目の対戦ですね。
ガーナ頑張って欲しいなあ・・・、なんとか王者に一泡吹かせてくれ!
ではコンゴトモヨロシク・・・。