「な、中はもぬけの空ですっ!」「何ぃ!」

まっはっは!カバじゃなーい!
エイプリルフールだからって訳じゃないでしょうけど、昨日はこんな事件があったんですね。

町田職質逃走男:「自宅包囲をテレビで見ていた」と供述


 東京都町田市で男が警察官を車に乗せたまま逃走した事件で、警視庁町田署に公務執行妨害容疑で逮捕された横浜市緑区長津田町、無職、指定暴力団稲川会系組員、清水文行容疑者(36)が同署の調べに対し、
「自宅前に戻ったが室内には入らず、自宅が警察官に包囲される様子をテレビで見ていた」
と供述していることが2日、分かった。当時、同容疑者が自宅に立てこもっていると思われ、約20人の警察官が5時間半にわたって包囲。夜になって室内に突入したが、誰もいなかった。


http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060403k0000m040025000c.html

誰も死傷者がいなかった事は良かったですが、それ以上に間抜けな事件ですねー。
なんか今CMでやってる
「ねずみが出てくるのを待ってる猫」
の姿思い浮かべちゃいましたよ。
中にいると思いこんで5時間半、戦々恐々としながら
「説得」「様子を見る」「突入のタイミング覗ってた」
警察の方々、大変ご苦労様です(失笑)。
突入に際して対テロでも使う「閃光弾」使用したようですが、まさに
「華々しく光っただけ!」
だったようですね(笑)。



まあしかし間抜けな話ですね。
20人からの警官の5時間半の労力、ってのを考えるとばかばかしい無駄使いにしか思えませんが、当事者たる警官の立場にしてみれば
「現実はドラマみたいにはいかないし、真っ先に突っ込んで怪我、あるいは死ぬような目に遭いたくないし・・」
って事でしょうね。
ドラマなら
「イケメンポリスがオートマチック構えて突入!」
って所なんでしょうけど・・・。
現実はそんなカッコイイもんじゃないぜ、って事ですね。
まあ平和ボケした日本の警察機構らしくて、これはこれで大事に至らなかった事で良しとすべき事象なんでしょう・・・。



記事にありましたが

容疑者は「連れていた犬をどうしようかと一度自宅前に帰った。しかし捕まると思ったので室内には入らず、犬だけ放して逃げた」と供述。警察官が自宅を包囲する様子を「テレビで見て、これはたいへんだと思った」という

笑うしかないですね。
逃げた容疑者が定食屋にでもいたとしたら、
「ラーメン吹き出すシーン」
ですね。
とうの警官の方達は必死だったんでしょうが、テレビでそれを見た容疑者の心境もいかばかりか。
結局事件現場にいたのは、容疑者の飼ってた犬だけだったようで、
「閃光弾が炸裂した瞬間」
はさぞ驚いたでしょうし、飼い主もいないからすごく不安だったでしょうね。
その辺、スペンスドラマ風にタイトルつけるとしたら、
「犬だけが見ていた!徹底包囲5時間半!突入、その時犯人は!」
って感じでしょうか(笑)。



あーおもしろかった。
でもこう言う事件の時、すぐライフルだの持ち出して滅多打ち!射殺!で解決するアメリカの警察より、この程度の笑い話で済む方が、よっぽどよい事なのかもしれないですね。
なんともいえませんけど(失笑)。
それではこれで、コンゴトモヨロシク・・・。