「なんで俺達がさあ・・・なんでだよ!」

センバツ>無関係の現役部員ばかりに痛み 駒大苫小牧

 「今回のことは選手に関係はない」。昨夏、不祥事が起きた時、こう言って香田監督は再発防止を誓った。だが、今回の問題を起こしたのは当時、「優勝取り消し」の危機を味わった3年生部員。その上級生が1、2年生の甲子園出場の扉を閉ざす結果となった。
 部を離れた3年生の不祥事では、過去には84年にひき逃げ事件で函館有斗(北海道)、87年に負傷者が出たけんか事件で東海大浦安(千葉)が、それぞれ次代のチームがセンバツ出場を辞退している。04年に部員登録の規定を改正。手続き的に3年生は卒業日まで監督に指導責任を負うことになった。日本高野連によると、その後、3年生の不祥事で、新チームが対外試合禁止処分を受けた例はないが、「卒業するまで部員」の考え方は変わっていない。
 その点で、「不祥事を起こしたのは、卒業生だったのに」という同情論には納得できない。今回3年生部員が起こした軽率な行動の裏には、「部にいる間は、不祥事は起こさない」との発想があったからではないか。だが、高校野球の目的は「選手を自らを律する社会人に育てる」ことにもあるはずだ。
 脇村会長は今回のことを、痛切な教訓を指す「頂門の一針」と例えたが、無関係の現役部員ばかりが痛みを味わう悲劇を、二度と繰り返さないためにも、学校は対外試合禁止や警告などの「懲罰」の意味をもう一度考え直して欲しい

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060303&a=20060303-00000123-mai-spo

どうしてなんでしょうね・・・。またこんな嫌な話・・・。
数人の慮外者の為になんの非もない1、2年生がどうしてこんな目にあわなければいけないんですかね?
月並みな感慨しか出ませんが
「なんで彼らが出場辞退という形で咎を受けなきゃいけないんだ!おかしい!」
と思います。
>無関係の現役部員ばかりが痛みを味わう悲劇
まさに・・・彼らの
「流した汗、友と一緒に過ごした濃密な時間、辿りついた栄光」
そう言った物が,全て
「彼ら自身ではどうにも出来ない理由で無に帰した」
んですよね・・・。まるで「災害」や「天変地異」にあったかのように・・・。
苫小牧の選手達の気持ち考えると、やりきれないですね・・・。



だからと言って、記事の言ってる通り同情論には納得出来ませんよね。

「連帯責任」
「管理者たる学校側の管理責任」

という物を正す為にも、厳しい懲罰はやむを得ないでしょう。
ただでさえ、甲子園、高校野球ってのは
「注目の集まる世界」「特別扱いされてる」
し、その出場となると
「特別な意味・重さがある」
のも確かですが、だからといってそれにからんだ不祥事を
「温情で判断、情状酌量
するのは、
「一部の人間をえこひいき、特別扱い」する事だし、甘い裁定は
「そういう立場の学生を増長させるだけ」
ですしね。さらなる大事件に繋がりかねない・・・。
そして
>選手を自らを律する社会人に育てる
事は高校野球の建前とはいえ、大原則ですからね。
しかし、つくづくその
「見せしめのための犠牲」
にされる苫小牧の選手達は・・・うーん・・・。



私は学生時代、部活動やってなかったんですが、そういう部活動の
「大事さ、有形・無形問わず得る物の多さ、流す汗の意味」
ってものが今更になってよくわかります。
今でも時々、
「あー、学生の時部活やっときゃよかった・・・」
って思う事ありますね。
やっぱ部活動でそれなりに苦しい練習・くたくたになるまで特訓した経験のある人って、
社会に出ても、そういった経験ゆえ

「予行練習・下準備が出来てる」
「心構えが出来てる」
「自分の限界という物を知ってるから、物事を的確に見極められる」

から出来る人・切れる人が多いと思いますね。
正直勝てないなーって思う事が・・・。
そう言う視点で
「学生時代、特に高校時代の部活動」
ってものの過ごす時間・影響ってのはすごく大きいと思います。
そういった学生達の将来においても財産になるであろう貴重な部活動の時間、
そしてその費やした時間・エネルギーという物の一つの結実である
「甲子園」
という舞台を、何の咎もないのに、奪われた選手達の気持ちはいかばかりか・・・。
私だったらすねて、歪んでしまいそうですね(苦笑)。
現状、充分歪んでるって・・・ほっといてください!
それこそ「やけ酒でも飲むしかない!」ですよ(未成年は駄目ですよ!)
こういう経験も
「一つの試練として乗り越えて」
苫小牧には再出発して欲しいですね・・・。



しかし、馬鹿者どもが(怒)!3年生10名が
「卒業式直後に酒飲んで、喫煙して大騒ぎの挙句補導」
ですか・・・。
中には夏の優勝メンバー5人もいたそうですが・・・、
その輝かしい経歴もこれで傷がついてしまった訳で・・・愚かな事を・・・。
なんでわざわざ目立つ時、場所で騒動を引き起こしたんでしょうか・・・。
彼らは部活で教わらなかったんですかね

「好事魔多し」
「リードした直後、勝利を引き寄せた時ほど気を引き締めろ!」

って、
苦しかった部活動も最高の思い出と共に終わって、その苦しさからの
「開放感」
なんてものも手伝って、つい羽目をはずしちゃったという所か・・・。
彼らは今頃、
「なんでこんな事してしまったんだ・・・」
と後悔してるでしょうけど、その軽率な行動がもたらした
結果はもう取り返しがつかないんですよね・・・。



まだ来年のある1、2年生が夏に
「見事甲子園出場!」
果たす事祈ってます。
それではこれで、コンゴトモヨロシク・・・。