「火付盗賊改方、長谷川平蔵である!」

鬼平犯科帳 第1シリーズ DVD-BOX

鬼平犯科帳 第1シリーズ DVD-BOX

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20060217ddm018200172000c.html
鬼平犯科帳スペシャル〜兇賊
 
◇人間の大きさにほれる

 鬼平ファン待望の新作。池波正太郎の原作を基にしたシリーズでかつて放送された1時間ドラマのリメークものだが、脚本とゲスト俳優を一新。見ごたえある2時間スペシャルに生まれ変わった。脚本・古田求、監督・井上昭。

 夜鷹(若村麻由美)を前に「オレも年でそちらの方は……」と言う「鬼平」こと長谷川平蔵役の中村吉右衛門が、円熟の味とともに激しい立ち回りを演じるなど元気な姿を見せる。「爺(じい)さん役は初めて」と笑う小林稔侍が、臆病(おくびょう)な元盗賊の居酒屋亭主役で心にしみる演技を見せ、「カネより人の情と恩」を大切にする、鬼平ワールドを濃厚にしている。血も涙もない盗賊の親分、網切の甚五郎(大杉漣)と対決する、小房の粂八(蟹江敬三)ら、「イヌ」になった元盗賊たちが輝いており、「鬼平」本来の魅力が存分に発揮されている。


鬼平スペシャル」やってますね。
うーん!やっぱ鬼平面白いですね。まだ終わってませんが。
各キャスト、お年を召されて、
「やっぱ老けたなー」
って思う部分はありますが、それもこのシリーズが長きに渡って支持され愛されてる証拠でしょうね。
ロングシリーズの間に、江戸家猫八さんは亡くなったし、「ねこ殿」も2代目ですしね。
でもほんと、面白いですよね。
改めて言う事でもないですが、紋切り型の良くあるシナリオじゃなくて

「平蔵のカッコ良さと人間臭さ・非情と人情兼ね備えた人となり」
「人間のどろどろした部分描くシナリオ」
「‘犬’と呼ばれる元盗人の密偵達の個性」

「絶妙のキャスティング」

なんてのが良いんですよね。
「無敵のスーパーマンがばったばったと悪を斬り倒しまくるチャンバラ」
じゃなくて、そう言う要素をわきに添えた
「様々な人・人間が織り成す人情物」
って所がまた・・・。
特に元々は悪の側に身を置いていた密偵達の
「かっての仲間を裏切らなければならない後ろ暗さ・苦悩」
と、でもその後ろには
「人情味溢れる平蔵への信頼」
ってのがあって・・・、なんかいいなあ・・・。
私はTVシリーズ
「今密偵の小房の粂八(蟹江敬三さん)が密偵になる時のエピソード」
が好きなんですけどね。
どなたかタイトルと話数ご存知でしたら教えてくだされー!
すごく良い話でした。
あの時期の「鬼平」が一番面白かったと思いますね。
原作者もご存命だったし、キャストも若かったですしね。
でも今回のスペシャルもやっぱり面白かったです。
いつもながらツボをついた・適材適所な配役で楽しめました。
爺の役は初めて、らしいですが、小林稔侍さんの演技はさすがでしたね。
普段は寡黙で訥弁なのに、ああ言う役演じさせたら
「芋酒の味と同じぐらい天下一品!」
ですね(笑)。
悪の親玉役の大杉漣さんも良い悪役っぷりでした。
ただCMのインパクのせいか、いつ
「グーーータ!」
とか言いながらカップ麺食べ始めるかとドキドキしましたよ(笑)。
「今度は海老ワンタン!」
とか(笑)。
演技もグー!でしたけどね。なんて。

「漣!漣!大杉漣!!!」

とか(笑)、阿部サダヲ
訳分からん。