高橋‘泰斗’にはなれず・・・。

kuufuulin2006-02-17

おはようございまーす。連休2日目。
すでに
「今日で休み終わりで、明日から仕事か・・・ふー・・・」
って気分と、
「日本今日もメダルなしか・・・」
ってので、どんよりした空模様とあいまってメロウでアンニュイな気分(笑)。
「嗚呼!今この過ぎて行く緩やかな時間よ!永遠なれ!」
ってか?



でやっぱ駄目でしたか、

フィギュア:高橋8位「落ち着き無かった」

五輪の大舞台で熱演する高橋大輔 フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)5位の高橋大輔(関西大)は、16日のフリーで硬さが目立ち、8位に終わった。芸術性などを表す総構成点は73.30と高かったが、技術を表す総要素点が58.82と伸びなかった。1位はエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)。ステファン・ランビエール(フランス)が2位、ジェフェリー・バトル(カナダ)が3位だった。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/gorin/news/20060217k0000e050017000c.html

あーあ、また一つ日本サポーターの
「微かな希望の火」
が消えましたね・・・。最初の頃は
「〇〇!お前もか!」
と言ってた人達もここまでくると
「ああ・・・またね、まあ無理もない。完全に想定内だよ・・・」
ってあきらめの境地になってるような(苦笑)。
きっと多くの(私も含めた)人は
「まさかメダル0って事は・・・女子フィギュアに最後の希望を!」
と思いながら女子フィギュア本番を待ってるんでしょうね。
「三人の中の誰かが何色かに引っかかってくれるよね?」
って。
もしメダルを取ったら、その映像流す・放送権持つ局(フジっすかね?)は
「鬼の首でも取ったように!」
「三宅アナの絶叫と共に!」

その演技のシーン、流しまくるんでしょうね。
それこそ
「日テレのナウシカ放送回数越えるぐらい(笑)」



でも高橋選手は残念でしたね。
フリーで五位、で抽選で
「最終演技者」

のくじ引いた時は、お!と思ったんですが・・・。
ここまでメダル0の日本勢、でその最初のメダル
「前日五位から逆転でしかもオオトリ・最後の演技者として取る!」
なんてなってたら、すっげーおいしい展開だったんですけどね。
「奇跡の逆転劇!最後に星は輝いた!高橋‘だいと’んでん返し!」
なんて感じで(笑)。
くじで選び取ったおおとりっていうきっつい運命を自らの手で切り開いた!って、
そうなってたらきっとすっごく盛り上がっただろうなー・・・残念!
彼は一躍スターダムにのしあがれただろうに・・・、
さすがに彼にそこまでのスター性はなかったか・・・。
あの厳しい状況で
「最終演技!?よっしゃ!滅茶苦茶おいしい展開やんけ!」
って開き直れるぐらいの気持ちがあればすごかったんですが・・・。



まあまだ若い高橋選手にとっちゃ酷なんですけどね。

「最後の演技者としてのプレッシャー」
「全選手が滑った後で荒れまくったリンク」

という
「物理的・精神的両面でのプレッシャー」
と戦うってのは。特にリンクの荒れはきつかったでしょうね。
ジャンプ失敗するのも無理はないかなーと。
でも逆にその状況で逆転してたら
「劣悪なコンデションで本当の実力だせる」
て事の証明になったんですけどねー・・・そうはなりませんでした。
まあ現実はシビアで、甘くないですね。
スポコン漫画のように劣勢のヒーロー・ヒロインが
「あらゆる困難・試練を全て跳ね返してミラクル起こす!」
なんてのは、結局物語の内だけの夢物語なんですよね。



1位のプルシェンコ選手の演技見て、
「圧倒的ではないか!この選手!」
「完璧完璧完璧完璧ィィィィーーー!!!」

って思いましたし、結局
「一番強い奴が、堂々と実力を発揮して、順当に勝つ」
って事実は変えようがありませんでしたね。
フリーの演技から頭抜けてたんで、SPの最初から
「他の選手達の2位3位争い」
になってましたもんね。
「他者を気にせずに、完璧に仕上げた自分の力を遺憾なく発揮する王者の戦い方」
というものを見せられた気がしましたね。



でもやっぱ私は

「強大・多勢な相手に孤軍奮闘で挑む勇者」
「主君の為にたった1人戦う侍」

っていう日本人の好きな「孤高のヒーロー・RPGシチュ」で育った世代なんで
当たり前に王者が勝つ姿より、完璧な王者が敗れさる
「至弱が至強を打ち倒す瞬間」
を見たかったなあ・・・。
言いかえれば強い奴が勝つだけさ!っていう考え方
「西洋の合理・物質主義に東洋の精神論・世界が打ち克つ瞬間」
というか・・・でも結局
「メンタルだけでフィジカルの差を埋める事は出来ない」
訳ですね・・・。
最も高橋選手の場合はメンタルでも負けてたような感じでしたが。
プルシェンコ選手の
「積み上げたものが生み出す圧倒的な自信に満ちた演技
は、フィジカルな要素以上に
「挑もうとする者達の戦意を喪失させる王者の威」
をはなってましたよ・・・。
まあ素晴らしい演技をみせていただきました。
高橋選手は残念でしたが、世界最大のスポーツイベントに相応しい
「世界トップレベルの実力」
ってものが見れて良かったですね。
これで後は日本人がそういう‘実力’を見せて活躍してくれたら言う事ないんですが・・・。


PS:訂正です、上記で私高橋大輔選手の名前、思いこみで
高橋大斗選手」
と勘違いしてます(恥)。で駄洒落でだいと、だいというてますが(W恥)。
訂正してお詫びします。
どうせ言うなら
「高橋大‘すげ’ー!」
とか
「高橋大‘スケ’ート」
とか言っとけば良かったんですね。しまった!(反省の色なし)。