「十階で十戒を十回見たと述懐する・・・ぐはっ!」
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2004/07/23
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いやー、今BSで「十戒」やってますが・・・。
「十戒見たの十回目?」
と言いたくなるほど何度も見てますねー。
古い映画なんですが、いつ見てもやっぱすごいですよね・・・。
この映画の公開当時の技術で考えればすごい作品ですよね。
「群集の映像」「特殊効果映像」「セットの豪華さ」
なんか見てると、戦前から今に至る
「アメリカ式エンターテイメントの巨大な力」
って物を実感しますね。
「ていうかどんだけ制作費つぎこんでんのよ!」
とツンデレ風に切れちゃいそう(笑)。
ここにも戦中日本を圧倒したアメリカの圧倒的な資本力ってものが感じられますね・・・。
そう考えると十戒って
「精神世界の象徴たる信仰・神を、物質世界の物量・技術で表現した」
という不思議な映画ですねー。
それともう一つ
「神様にとっちゃ、人間なんて虫けらといっしょなんだろうなー・・・」
って・・・、作中のあまりに無慈悲な神の罰って言うもののありようは・・・。
「敵対する者・信じない者には限りなく残虐無慈悲」
ってのはあまりに独善的だと思うんですが・・・まるで
「自国の絶対正義・世界の警察を自認する某大国の理屈」
みたいですよ・・・。
「まつろわぬ者どもは皆殺し!」
って・・・。
私みたいな
「イベントや行事で宗教がクロスオーバーしてる国日本」
に生まれた
「宗教リベラリスト・信仰無党派層」
にとっては、
「もう少し優しい神様が良いなー」
って思いますね。
「星の入った玉を7つ集めると願いをかなえてくれる」
とかね(笑)。