去年の話なんですが(笑)。

つえーなー!

明けましておめでとうございます。新しい年を迎える正月の朝ってのは、
普段騒がしい街もなんとなく静かでほっと一息ついているような感じです。
昨日までの年の瀬のざわめきが嘘のようですね。
天気も良くなりそうで、初詣に出かける方には幸いな事ですね。
私もこれ書いたら行くつもりですが・・・。



さて、昨日も言った話題なんですが
「大晦日2大格闘技イベント」
の事を・・・。と言いつつK-1の方はスルーしますが(笑)。だってつまんなかったし。
引用元:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200512/31/index.html

PRIDE 男祭り 2005 頂−ITADAKI−
吉田、因縁マッチで小川を制す
PRIDE史上初日本人王者は五味に


「PRIDE 男祭り 2005 頂−ITADAKI−」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。高視聴率獲得をにらみ大会当日まで試合順が発表されない異例の事態となったが、メーンは“平成巌流島決戦”と謳われた吉田秀彦vs小川直也に決定。この1戦は入場順とコーナーでもめたことでも話題となったが、小川が青コーナーで先に入場、吉田が赤コーナーで後から入場することで決着をみた。さらに吉田はリングコールの最中に柔道着を脱ぎ、初めてとなるスパッツ姿で試合に臨んだ。

 試合は打撃戦からスタートしたが、程なくして寝技戦へ移行。上下を入れ替えながら攻防を繰り広げた両者だが、最後は小川の腕を下からとらえた吉田が、そのまま足をかけて腕十字。ギブアップしなかった小川だが、逃げられず腕の伸び切った姿を見てレフェリーが試合をストップした。

吉田が勝ちましたね。ただなんとも言えない感じでしたけど・・・。
小川はやっぱりこれまでの総合・プロレス両方でのダメージが蓄積してたんでしょうね。
技を決められてたからとはいえ、負傷の末、TKOってのは今一つしっくりこなかったですね。
でもあれだけキツイ角度で腕を固められてもタップしなかった姿には
「小川の意地」
みたいな物が見えましたね。
あと試合後のやり取り見てもやっぱり
「波長の合わないふたりなんだなー」
って思いましたね。歩み寄りがなかったですね。
小川が
「ともかく盛り上げよう、スタイル・やり方はなんでもあり。とにかく観客重視」
なら吉田は
「ストイックな求道家、柔道というバックボーンを堅持、高く清くあれ!」
みたいな感じで・・・。
仲が悪いというより、‘合わない’んでしょうね。
言うなれば
「邪道VS王道」「異端児VS申し子」
なんでしょうかね?勝手なイメージですが・・・。
試合後の会話の時、吉田にハッスルポーズまでやれ!とは言いませんがせめて
「小川に肩を貸して退場」
すればカッコイイし、観客も盛りあがるのにって思いましたね。
そういう‘演出’しなかったのは、やっぱり吉田が真面目すぎるのか?それともほんとに相当仲が悪いのか?・・・。
両方だろうな(笑)。
でも私としては
「あーあ、ここで肩でも貸せば株も上がるし、吉田にとっておいしい所なのになー」
って残念に見てました。‘プロレスラー’なら間違いなく食いついてるシーンですよね。
その後の吉田のマイクアピールに小川が重ねてましたし(すごく聞き取りにくかった)、やっぱこの二人相当仲悪いんだな(笑)。



あとここで格闘技の視点(偉そうに言うほど知りませんが)で見ると
「超大型選手の限界」
ってのが改めて浮き彫りになりましたね。

ヒョードルVSズール」
「トンプソンVSシルバ」

の両カード。まあズールの方は見た瞬間
「あ、噛ませ犬キターーー!!!」
って感じでしたが、ヒョードルは完全に舐めてましたよね。普通様子見するんですがあっさり決めに行きましたからね。早い段階でヒョードルには
「でかいだけのかかし」
に見えてたんでしょうね。そういういみではシルバの方も・・・。あっさり同じやり方で倒されてましたからね。
ああいった大型選手の場合、動きが鈍いし、スタミナ面で不安があることが多いですよね。
で結局対戦相手としたら
「最初の勢いをかわして、あるいは出させない内にオープニングラッシュでテイクダウン。でそこから頭部への膝・パンチ、上半身へのサブミッション」
って戦い方で万事OK!なんですよね・・・。グラウンドでかわすスピード、動きがないですから・・・。
もし序盤で倒しそこなっても、超大型選手はスタミナが無い事はわかってるから、ばてさせてから倒して・・・という流れにすれば問題ないし・・・。
やっぱり以前にも書きましたがサップのPRIDEでの寿命を絶ち切った(と私は思ってる)
「藤田VSサップ戦での藤田のサップ攻略法」
は満天下に
「超大型選手の倒し方」
を広めちゃいましたね。
あの時は
「とにかく倒して、頭部への膝の連打」
でしたが・・・。
いかに耐久力が高くても、限界はある訳ですし、急所を攻められたら落ちるし、壊れるし・・・。
かわす事が出来ないのはやっぱりきついんだろうな・・・。
そういった事で、練熟期を迎えている総合格闘技。以前なら大型選手というだけで
「おおーーー!!!」
と観客は沸きましたが、今はそれほど珍しくないですからね。
そう言う意味で明確に‘攻略法’が示されてしまった以上、今後(寝技のある)総合格闘技では
「超大型選手という‘恐竜’は絶滅する運命」
にあるのかも・・・。仮に生き残る舞台があるとすれば
「小兵との大き‘差’対決」
言うなれば
「牛若丸VS弁慶」「一寸法師VS鬼」「ダビデVSゴリアテ
なっちゃうでしょうね。言いかえると‘やられ役’しかないんですが・・・。



それとなんと言っても
五味隆典選手」
ですよ!強かったなあ・・・。まあ日本人同士の対戦でしたし、予選のトーナメントもくじ運が良かった‘優遇された’部分はありますけど、とにかく強かった。
桜井選手も強かったけど、やっぱ五味選手の強さが際立ちましたね。
最後グラウンドでラチがあかないとみて、敢えてグラウンドで背後取ってる利を捨てて、スタンドに戻しましたもんね。でそこから
「倒す事確信したコンビネーション」
ですから。相手のダメージ読んで、明確に終わらせるつもりでしたよね。
強い!ほんと強かった!軽量級故迫力に欠ける部分はありますがやっぱ
「総合での日本人チャンピオン誕生」
は嬉しいですね。現在無敗の10連勝だそうですが、これからも活躍期待したいですね。
これからも‘狙われる’位置ですが、頑張ってください!



こんなところでしょうか、あとまあ「金子賢」はあんなもんでしょうね・・・。
終始押されっぱなしでしたし、グラウンドで活路を!とか言ってたのにそのグラウンドでタップしてちゃしょうがないですよね。
なにより序盤の「コーナーにベネットを押し付けた時の金子選手の姿勢」見て「こりゃあかん」と思いましたし。
腰をひいて、頭上げずにしがみついたままブレークされるまで動けませんでしたからね。
ああ言う時は高い位置をロックして胸を合わせるべきだと思うんですが・・・。多少打たれる事は覚悟してでも。で胸を合わせてそこから投げ・足を絡めてテイクダウンが理想。
でも出来なかった。
至近距離でパンチの威力が殺されるとはいえ、顔を打たれる事が怖かったんでしょうね。殴られる耐性もないし。
あの姿見た途端、それまでほのかに期待もしてたんですが、
「あ、やっぱ駄目だ」
と思っちゃいましたね。
「打つ・極めると同時に打たれる・極められる‘覚悟’」
ってものがあるのが素人と格闘家を分ける一つの要因だと思うんですが、そう言う所でやっぱり
「所詮素人・所詮俳優」
でしたね。
まあでも裏でやってた
「曙のぶったるんだ体型とそれ以上に進歩のかけらもない試合ぶり」
に比べたらだいぶましですけどね。あれは酷かった。もう呆れるを通り越して虚無感に襲われましたね。
あの試合を組む主催者と出場する曙の意図がもう理解出来ませんね
「今後も参戦するボビーの為に自信つけさせてやってくれ」
とでも言われたんですかね?実際ボビーの方が格闘技者の体型でしたし、それっぽい戦い方してましたよ。むしろ私は
「ちゃんと体作ってきたボビーに対して失礼だろ!」
って曙に腹が立ちましたね。両者の経歴からしたらほんとは逆の感想抱くべきなんですけどね(笑)。
ザッピングしてて、チャンネル切り替えた途端
「曙の腹のアップ」
が写ったんで、速効でチャンネル替えましたね(笑)。まったく絞れてないし・・・酷いもんだ・・・。
ともかく、あの試合を金払って見たいと思いませんよね。だいいちもう期待してる人いないだろうに・・・。
「お願い曙クン、もう2度と総合に出場しないでねー!」
相撲協会と同じ位思う私でした(笑)。
あれがあんな試合が、目玉のひとつなんだから、今回のDynamiteが面白くない訳だよ。納得。


「あえて言おう、カスであると!」





さてここらで、今年もこんな感じでぐだぐだ行きますんで、お付き合いいただける奇特な方、いらっしゃるのであれば、シロナガスクジラより大きな心で見守ってやってください。
本年もよろしく・・・かしこ。