第二新卒採用球団?

kuufuulin2005-12-22

おはようございます。なんかうっすらと雪が降ってて、週末の大雪に向けて嫌な感じがしますね。
まだ雪掻きのレベルじゃないですが、この間どけた雪で埋まってて雪除ける場所がないんですよね。まだー積もらないでー!と祈る今日この頃・・・。



さて昨日のこの話題
引用元:http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20051221&a=20051221-00000164-kyodo-spo

巨人がロッテ小坂獲得 Gグラブ賞4度の名手


 巨人は21日、ロッテの小坂誠内野手(32)を金銭トレードで獲得したと発表した。1年契約で年俸は2000万円増の1億1000万円、背番号は「2」。
 東京・大手町の巨人球団事務所で会見した小坂は、この日午後にトレード通告されたことを明かし「突然のことで戸惑っているが、役に立てるように精いっぱい精進したい」と語った。
 小坂は宮城・柴田高からJR東日本東北を経て1997年にロッテ入団。168センチと小柄ながら俊足と好守で同年の新人王に輝き、これまで盗塁王2度、ゴールデングラブ賞4度を獲得した。今季は118試合に出場し、打率2割8分3厘、26盗塁でチームの日本一に貢献したが、ロッテは今江敏晃西岡剛内野手の成長もあり、放出に踏み切った。

うん、まあ良い補強ではないでしょうか?小坂選手はかなり良い内野手だし、今の巨人にいなくてかつ必要なタイプの選手でしょう。
打撃が駄目で、「代走屋」になっちゃったりしなければ結構いけるでしょう。
ロッテにしても内野手は今江・西岡がいる以上、優勝で各選手の年俸が上がってる(監督も)状況では「金銭トレード」は願ったり叶ったりでしょうし。



最近の巨人のトレード見てるとさすがに相当危機感があるんだな、と思う事が多いですね。
なんせ今年は
「ワーストづくめの5位」
でしたからね。あたら金つぎ込みながら、方向性の見えないチーム作り・補強でばらばらで
「チームになっていない」
状態でしたから。言うならば
「看板はいっぱい並んでるけど、商品がない!」
みたいな・・・。
その点、色々意見はありますが、清原の放出は正解だと思いますし、先日リリーフで豊田獲得しましたし、来季へ向けて
「チームの刷新・弱点の補強」
という狙いは良く分かりますね。
ただ肝心の
「チームの若返り」
という点はどうなのかなー?と疑問に思う事が多いんですよね。
豊田も小坂も32歳、オリックス退団したパウエル、新規にメジャーから獲得したディロンも30代ですし・・・。
結局他球団のベテランをトレードで、というやり方は変わってないような・・・。
それが一概に悪いとは言いません。経験・実績もあるし、そういう選手の意識は高いですから。
でも往々にして、(今までの経緯からして)
「入団時にはすでに故障持ち、なんらかのマイナスポイント抱えてる」
事が多いですよね。鳴り物入りで入団したのに故障抱えてたたことがわかって殆ど活躍せずにおしまい! とか。
失礼な見方したら、放出される選手側は
「故障して来季活躍出来るかわかんないし、最後は巨人で高い年俸貰って一稼ぎするか!」
みたいな考えなんじゃないかと勘繰っちゃいますね。巨人でちょこっと活躍すれば、引退後もTVのお仕事とか回ってきますしね・・・。
まあトレードの選手がみんなそうだとは言いません。阪神「金本」「下柳」とか移籍でむしろ活躍する選手も多いです。でも巨人の場合
「外国人・国内選手問わず失敗のケースが多い」
ような気がするんですよね・・・。



叩き上げの選手ってのはチームの顔であり
「チームの色」
であると思うんです。ファンがそのチームの事を言う時、その顔を思い浮かべる選手。
そう言う選手が主力であれば、ファンは感情移入しやすいんですよね
阪神「今岡」ヤクルト「古田」みたいな。
それが巨人も「高橋」「二岡」「阿部」「上原」といった‘純正’の選手がいますけど、あまり存在が目立たないんですよね。。
毎年毎年移籍選手が入ってきて、それが主軸打ったりする状況じゃ無理もないですね。
ましてそう言う選手が長期的にいるならいいですが、すぐにいなくなる状態では、チームメイトとしての関係を作る間もないですし。
で結果、誰も主体性がないし、チーム引っ張ろうと思ったり、纏めようとは思わないんですよね。
結局チームばらばら、若手を引っ張る人もいないから、若手も育たない、なんですよね。
で結局空洞化が進んでる。
長年の
「金にまかせて、補強連発して、育成怠ったつけ」
‘金満体質のつけ’が今年回ってきたんでしょうね。
その点「野村」→「星野」→「岡田」といろいろ断絶はありつつも、若手の育成を考えてチーム作りしてきた阪神の近年の躍進・今年の優勝は対照的ですよね。
若い選手をベテランが引っ張る形が出来てますし、今後も長期的・安定した戦力が続きますよね。
同じ事はロッテにも当てはまりますし。




最近のプロ野球人気の低迷受けて、かっての巨人式大型トレード、所謂
「札束でひっぱたいて」
大物をトレードする、ってのも出来なくなってますし、なんとなく最近の巨人の補強は
「年俸そこそこの選手を隙間さがして引きぬく」
形になってますよね。‘不況時の身の丈経営’みたいな(笑)。
どんどんトレードが小粒化してる中で来季の巨人がどうなるか?楽しみです。
もっとも「若手を育成して、若手中心のチーム作り」
ってのは時間がかかりますし、一朝一夕にはいかないですよね。
その点どう考えるのか?長期的視野で多少の低迷我慢して育成するのか?それとも引きぬき中心の‘即効性’のある、育成の手間を‘下請け’他球団にお任せする
「巨人‘大手企業式’ヘッドハンティング運営」

を続けるんでしょうか?
どうも後者のような気がしますね・・・。駄目だこりゃ・・・。