決勝は空手決戦!!!優勝は「シュルト」!

あれー!!!
レミー」も「バンナ」も負けちゃったよ・・・。
それどころか「アーツ」「ホンマン」もいやしねー・・・。
予想で当たったのは
「準決勝の武蔵の相手がリザーバー」
ってところだけですね。ハズカシ・・・。所詮素人の予想ですわ。
結局、優勝は完全に‘想定外’

セーム・シュルト

でした。正直びっくり。でもけしてありえない結果ではなかったですね。
シュルトの身体能力・実力は高いですからね。


ここで一応結果振り返っておくと

決勝1回戦
レミー・ボンヤスキーVSチェ・ホンマン
勝者:レミー:判定勝利
セームシュルトVSレイ・セフォー
勝者:シュルト:判定勝利
ピーター・アーツVSジェロム・レ・バンナ
勝者アーツ:判定勝利(準決勝は負傷欠場、よってリザーバー「クラウベ・フェイトーザ」の出場決定)
武蔵VSルスラン・カラエフ
勝者:武蔵:判定勝利

準決勝
セーム・シュルトVSレミーボンヤスキー
勝者:シュルト:1ラウンドKO勝利
クラウベ・フェイトーザVS武蔵
勝者:クラウベ:2ラウンドKO勝利

決勝
セーム・シュルトVSクラウベ・フェイトーザ
勝者:シュルト:1ラウンドKO勝利

終結

K-1 WORLD GP 2005 in TOKYO 〜決勝

戦〜優勝

セーム・シュルト

ということでしょうか、(慌てて見たんで間違いがなければいいですが)
うむむ・・・、まさに想定外・・・。


まあワンデイトーナメントの型どおり
「初戦は判定が多い」
のは仕方ないですが、やっぱり今回は
「組み合わせの妙」
って物が大きく作用したような気がしますね。
優勝候補の「レミーはなんか初戦に意識が向きすぎてたんじゃないでしょうか?
「対ホンマン!」
って事に集中し過ぎたかもしれませんね。それになんだかんだで
「自分より遥かに重くて大きい相手の圧力」
をうけて消耗してた感がありましたね。
そこに苦手のシュルトでしたから。


「バンナ」はバンナで、やっぱりアーツの老獪さにしてやられましたね
「初戦はスタミナ温存したい」
っていう心理を見透かされてましたね。バンナ
「やばい!全力でいかな!」
って思った時はアーツの術中にはまってましたね。
アーツは結局
「肋骨骨折」
次の試合欠場した事考えると、勝てた試合落とした!って思ってるでしょうね。


その点シュルトはラッキーでしたね。
初戦は強敵セフォーでしたが、この対戦、シュルトにすごく有利だと思うんです。
ウェイト・身長がはるかに上回ってるし、これだけ身長差があると
「パンチ主体のセフォー
には顔にパンチが当てられないから、すごく苦しそうでした。
実際殆どシュルトはダメージらしいダメージ受けてませんでしたからね。
あの時のセフォーのがんばりはすごかったですけど
「ばてばてでも自分から打ち込んで行く」
って姿は改めて

「ああ、日本人ファイターにはこんな凄い奴いねーな・・・」

って思いましたよ。
負けてもかっこいいもんな・・・
話しがそれましたがシュルトは準決勝も気の抜けたレミー相手に圧勝しましたし、
決勝は過酷なリザーブファイト勝ち抜いて来た「クラウベ」でしたが、明らかにリザーブファイトのダメージが残ってましたね。
あの長身のクラウベのあごにヒットした膝蹴りはすごかったですが



で今回改めて感じたのは、当たり前の事ですが

「トーナメント勝ち抜くには運と組み合わせ・巡り合

わせ」

だなーって事です。

「強敵同士がつぶしあってくれた」
「相性の良い相手とあたる=スタミナが温存」
「スタミナ温存した状態で消耗した相手と当たる」

などなど・・・。どれも当たり前の事なんですが、今回の大会ではその
「組み合わせの妙」
ってもの強く実感しましたね。
やっぱり最強決定戦をワンデイトーナメントでやるのは無理があると思うな・・・。


例えで言うと、

ある体重90キロそこそこの選手がトーナメント出場するとします。
で初戦相手が110キロ、準決勝が体重115キロ
で決勝がシュルトみたいな
「身長2m超、体重150キロ」
なんて選手、と当たる・・・

無茶ですよ(笑)。スタミナが持つ訳ないです
現況の「ウェイト・階級無制限」ってのは
「最強決定戦」
には必要かもしれませんが、
「ワンデイトーナメント」
ではものすごい不公平・矛盾を含んでる気がするんですよ。
こう言う点では派手さに欠ける感はありますが
K−1ミドル級」
の方が、同じワンデイトーナメントでも
「条件同じで、公平に実力勝負」
って思いますよね。


なんか
「ハンデつける」とか「階級制限する」
とかしないと、あまりに各選手の条件の有利・不利がありすぎますし
いずれ選手の身体に影響及ぼすような事故も起きかねないような気がするんですが・・・。



だってガオグライなんかミドル級ですよ。
それとシュルト・サップなんかが同じルールで戦ってるんですから・・・
「小兵がでかぶつ倒す」
ってのは面白いし、盛り上がるし、絵になりますけど、いずれ無理がくると思うんですが・・・
なんかどっかで、安全面からも
「線引き」
しないと・・・。過激さばかり追及するのは・・・。
個人的に無差別制の限界を感じた大会でしたね


まあ、なんにせよ。シュルトおめでとうって事で。
空手選手のK−1制覇はあの「アンディ・フグ」以来らしいですから。日本人としては空手の勝利を祝福しましょう


さてこんなところで、コンゴトモヨロシク・・・。