高みによりて、交わらず。

遅くなった。暇忙しい上にのんびりしてたらこんな時間になってしまった。
という事で手短にいきましょう。


今日は格闘技関係では色々話題があったみたいで、grendyさんのブログがにぎやかでしたね。

ゲレーロ氏の逝去」
「新日本の経営権委譲?」
「大晦日小川VS吉田‘柔道王’対決実現」

詳しくはそちらを御覧下さい!grendyさんすいません
で私は地味なんですが気になったニュースを・・・。

引用元:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051115k0000m050065000c.html
ボクシング:総合格闘技に出場後、復帰認めず

 西日本ボクシング協会(辻本章次会長)は14日、協会所属の日本王者や世界ランカーらが現役引退後にK−1やプライドなどの総合格闘技に出場した場合、ボクシング界への復帰を認めない、と発表した。ボクシング界の権威を守ることなどが理由で、日本、東洋太平洋、世界のタイトルを取った選手と世界ランキング入りした選手が対象。今後、西日本協会管内でジムを開くことやトレーナー職などに就くことはできなくなる

 今回の措置は12月1日以降、総合格闘技の試合に出た選手に適用される。辻本会長は「ボクシングでダメージを受けた選手が総合格闘技のタフな試合をするのは危険。また、慣れないリングで、ひどい姿をさらしているのは見るに忍びない。伝統あるボクシングの権威を守る時期に来ている」などと説明している。

 今年10月、西日本協会に所属していた元日本王者がK−1の試合に出場して惨敗した例がある。

 ノーランカーについては今後、検討する。現役選手がボクシング以外のプロ格闘技にかかわるのは、ライセンス上、認められていない。

うーん、これって事実上の
総合格闘技に関わったら干しちゃうよ!宣言」
って事ですよね。ぶっちゃけ。
まあボクシングは以前から明確
「その他の格闘技とは距離を置く・極力関わらない」
スタンスでしたから、取りたてて騒ぐ事ではないんですが。
今回の決定はその‘暗黙の了解’を昨今の
「ボクサーの総合参戦の増加」
を受けて、明確な形にした物なんでしょうね。所謂
「もし総合に出たら以降はボクシングに関われないよ。」
「正式なランカー・王者は総合の試合出ちゃ駄目!引退後でも!」

という事ですよね。
「でるつもりなら以後は‘縁切り’だ!」
という事。



うーーーん、やっぱり相変わらず頑固だな・・・。
ボクシングのプライド
っていうのは・・・。
他の闘技に先駆けた歴史・熟成期間を持ち、
「ウェイト制の確立・安全対策の徹底・関係組織の権威付け」
などの積み上げた実績って物があるからでしょうけど・・・。
「ボクシングはボクシング、他は関係ない!」
ってスタンス貫いてますね。
だからこそ昔
モハメド・アリVSアントニオ猪木
空前絶後のイベントだった訳だし、
「タイソンの総合参戦」
はなかなか実現しないんですね(これは多分に本人の素行のせいもあるでしょうが)
私の好きな漫画、かなり古い漫画なんですが
修羅の門
という作品でも主人公陸奥九十九」
「一般社会にとってもっとも地上最強のイメージに近い存在
=ボクシングヘビー級チャンピオン」

に挑むためにまず
「ボクシングの高い壁」
に挑む姿がありましたが、
当時から変わらず、ボクシング
「他と交わらず、独自の道を進む」
姿勢変えてませんね。
結局「総合」に来るのは
「引退した元チャンプ」
「総合に活路求める若手」

ばっかりですからね。真の意味で
「実力のあるチャンピオン・ボクシングを代表するような戦士」
はけして総合格闘技の舞台には上がりませんからね。
強力な選手が出場してもせいぜい「ワンマッチ」が限度。
ましてや「トーナメント」なんてありえない状況・・・。



「現役ばりばり!最強のボクサーが総合に参戦!」
って事は当分というか永遠にありえないのかも・・・
やっぱり色々な意味で

「地上最強の称号」

ってのは幻想・淡い泡沫にすぎないんでしょうか・・・。


「人が手に入らない物に憧れ、それを求めるように、
最強という物が証明されないからこそ、最強と言う幻想を信じて追い求める・・・」


のかもしれないですね・・・。



いかん明日も忙しいのにこんな時間に・・・。
ちょっと中途半端に終わってしまいますが今日はこれで、コンゴトモヨロシク・・・。

修羅の門(1) (講談社漫画文庫)

修羅の門(1) (講談社漫画文庫)