ヲタって嫌われる。でも世の中ヲタで回ってる!

参照図

おはようございます!今日は良い天気!
洗濯・お掃除・布団干し日和だな・・・。
ほんと過ごしやすい日々が続いて、嬉しいですね。



さてこの間の「野村総研」の「ヲタ市場調査」の後各メディアが追随して、
「世情半分・おモしろ半分」
にヲタについて取り上げてますね。各書籍メディアおよびTVメディア一巡した感はありますが。
でその中でちょっとこれを取り上げてみようかと・・・。

引用元:http://www.be.asahi.com/20051008/W17/20051003TBEH0006A.html
テーマ:オタク
否定的な評価が多数に

 広辞苑・第五版には、オタクについてこうあります。

 〈特定の分野・物事にしか関心がなく、その事には異常なほどくわしいが、社会的な常識には欠ける人

 「電車男」のヒットや、趣味や価値観の多様化で、こんなネガティブなイメージはおそらく過去のもの。そう予測したのですが、結果は――。

 「オタクとはどんな人?」との問いでは、図版の左下部分にあるように否定的な印象が上位を占めました。

 「マニア、フリークは昔からいるが、オタクという命名は彼らのコミュニケーション様式に着目したもの。それへのネガティブな評価が背景にある」(東京、33歳男性)

 今では単に趣味に打ち込む人のことまで「○○オタク」と呼んだりしますが、同好の士以外とも交流できるなら、オタクとはいわない。そこが境界線なのでしょう。

 さて、アニメやゲームなどいわゆる「オタク文化」に興味がある人は4分の1弱。意外なことに女性で25%、男性の22%を上回りました

 代表的な理由としては「自分の知らない世界だから」(兵庫、22歳女性)。図版にはありませんが、小説やドラマの「電車男」が「面白い」と答えたのも男性14%に対して、女性は25%。これも時代の変化なのでしょうか。一方で、オタク文化が日本発の文化として重要かどうかとの問いに「重要」「やや重要」は約2割にとどまりました。

 熱中するものがあるのはいいことという意見は多数
「一流の人物はたいていオタクではないだろうか」(埼玉、56歳男性)
との含蓄ある指摘もありました。そこで「オタクの著名人」を挙げていただいたのが図版の右下。少し例外があるかもしれませんが、各分野でプロフェッショナルな仕事をしている方々が並びました。

 「オタクの情熱を科学技術発展のために使えばいいのに。技術立国日本の再興をかけて」(奈良、36歳女性)

 日常の退屈や経済の閉塞(へいそく)に風穴を開ける「オタク力」は、私たちの想像以上に大きいのかもしれません

ほほう!なるほどね。
やっぱり、世間的に「ヲタク」という言葉のネガティブなイメージは払拭された訳ではないんですよね。
マニア・フリークと言うと一部の行きすぎた事例を除けば、それほど否定的なイメージはないですよね。少なくとも
「オレって実は**フリーク」とか「私実は**マニア」
とカミングアウトするのは、**の部分がよほど変な物(笑)でなければ
比較的受け入れられますけど、
「僕は**ヲタクなんです」
って言ったらなんとなく「キモッ」とか「ヲタは駄目!」って印象もたれますよね。あるいは‘拒絶反応’と言っても良い・・・。
まるで「異国の人」見るような目で見る・・・。
そう言う偏見・世間的差別意識が>同好の士以外とも交流できるなら、オタクとはいわない
逆に言うと「同好の士だけで交流する世界」にヲタクを追いやってるんではないでしょうか。
まるで隠れキリシタン」(笑)。かくいう私も職場では「仮面ヲタク」ですけど、
もっとも得意分野の話題が出たとき熱く語っちゃうんで、とっくにばれてるんですが(笑)。
でそれはなぜかといえば、
「異常犯罪はゲームの影響」
「ヲタクは性犯罪者予備軍」
なんて騒ぎ立てるマスメディアのせいでもあるんでしょうね・・・。
ゲームとか漫画というものが単に「青少年に影響が大きい存在」だからって簡単に
「槍玉にあげて」
ますよね。異常犯罪が起こるとすぐそういった影響騒ぎ立てますけど
そういう中傷には殆ど‘根拠’‘信頼できるデータ‘がないですよね。
「犯罪おこしたきっかけがほんとにゲームだったのか?」
「漫画に影響されて犯罪に走るのはどのくらいの人数?割合?その他の事象の影響の割合は?」
そういったデータなしにただ「**ヲタク」(**がホラーとかスプラッタだったりするとなおさら)であったというだけで、
事件の裏には**の影響が!心配される青少年への悪影響!」
なんて騒ぎ立てるんですよね。
子供っぽいこと言いたくはありませんが、そういうヲタクの世界より
「政治」「大人の社会」「世間一般」
のやってる事の方がよほど
「青少年に悪影響!」
だと思うんですがね・・・。おおげさに言わせてもらえば、今や政治家のほとんどが
「成功した・社界的に認知された犯罪者」
みたいなものですからね。
そういった「汚い世間」から隔絶されたくて、ヲタクは
「自分たちの世界・コミュニティーにこもる」
から余計‘偏見の目’ってのが厳しくなるんでしょうが・・・。
その辺が
「社交的なヲタクはいない」
という認識の根底なんでしょうね。互いに距離を置いている、まるで
「差別者と被差別者の関係。」
もっと「ヲタク」というものが‘公明盛大’なものになる日がこないですかね・・・。
まあでも最近は「ヲタク」と言う言葉が定着して、いろんな事象を内包するようになって
だいぶカミングアウトしやすい感はありますけどね。
でもなんでかな・・・?「釣りヲタ」とか「小説ヲタ」というとありなのに、
「漫画・アニメヲタ」「ゲームヲタ」
とかいうと、なんか嫌なイメージ持たれるんですかね・・・。
やっぱあの「ツトム君事件」とかの影響なんでしょうか・・・。



話がそれましたが、記事そのものよりこの調査の一般のコメントが面白いですよね。

>マニア、フリークは昔からいるが、オタクという命名は彼らのコミュニケーション様式に着目したもの。それへのネガティブな評価が背景にある

その通りですね。ヲタクのコミュニティってなんか、世間一般からは、
怪しげな「秘密結社」みたいに見られてますね(笑)。
まあ、熱狂度で言うとある意味「宗教・信仰」に近いものがあるのも事実ですが。

>仕事で外国人に接する機会が多いが、彼らが日本に興味を持ったきっかけが、「オタク文化」であることが少なからずある

これは素晴らしいことですよね。日本の世界に誇る文化(笑)。
ただ「侍・腹きり・寿司・芸者」のイメージみたいに‘誤解’してないといいんですが(笑)。

>何かに一途な人を指す、イメージの良い呼び方はないか

これは確かに思いますよね。すでに「ヲタク」という言葉に取りついた
「マイナスのイメージという言霊」
は今後いかににヲタクと言う物が拡大しようとも拭い去れそうもないですよね。
だったらいっそ別の呼び方考えた方が良いのかも・・・。
でもなあ・・・、アキバ発で一般に公募しますか(笑)?
でも「実年」とか「E電」の二の舞になるのが落ちだな・・・。最近じゃ「セントレア市騒動」ってのもあったし・・・。

小泉首相郵政民営化への異常なほどの熱の入れようは、オタクそのものであろう
>文化が存在するためには、一般的な健全さを欠いた異才の存在が必要であるが、オタクが文化を支えているわけではない

まっはっは!そうか小泉さんは政治・民営化ヲタクだったんだ!というかむしろ
「アピールヲタク」
かもしれませんが。
しかしすごいな・・・、文化の存在には
「一般的な健全さを欠いた異才の存在が必要」
って・・・、やっぱりヲタクってそういう認知なんですよね。
まあ端的に今の
「ヲタク像」
を言い表した一言かもしれませんね。
最後にこのコメントは真理であり、永遠の疑問でしょうが、


>オタクの情熱を科学技術発展のために使えばいいのに。技術立国日本の再興をかけて


ごもっとも・・・。でもそう言う方向に向かないのがこのコメントが言っている‘ヲタク’なんですよね(苦笑)。私もその口ですが(笑)。



さて、これで、ではまた。