「最強は一日にして成らず。」K-1 WORLD GP 2001 in 東京ドーム [DVD]作者: 格闘技出版社/メーカー: フジテレビジョン発売日: 2002/02/20メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る
えー、がらっと話題を変えていきます。
来週金曜、9月23日いよいよ大阪ドームで
「2005年 K−1GP開幕戦」
が行われます。私的に非常に楽しみなんですが、ここでちょっと知らない方の為に「K−1」について簡単に紹介すると
K−1
K−1の「K」は、空手・キックボクシング・・カンフー・拳法などの格闘技および全格闘技そのものの‘頭文字‘である「K」を意味する。
それらを統合したルールの元
「立ち技の異種格闘技戦」
として開催されるのが「K−1」である。
「K−1」公式サイト:http://www.so-net.ne.jp/feg/k-1/top.htm
で今年もその大会の各年度の集大成として開催されるのが各国で開催された予選を勝ち抜いた「16名」によるトーナメント方式で最強を決定する
「K−1 GP」
な訳です。トーナメントは二回に分けて行われるんですが、その一回戦が大阪の開幕戦な訳です。
それを勝ちぬいて更に11月19日に行われる
「K−1GP FAINAL」
で勝ち残った「一名」が
「年間王者」
となる訳です。こんなことはわざわざ言わなくてもサイト見ればわかるんですが。
で今年の顔ぶれはすごい。オールドファンの私も期待のカードが目白押し。解らない方にはなんですが、紹介すると
・アーネスト・ホーストVSルスラン・カラエフ
・レミー・ボンヤスキーVSアレクセイ・イグナショフ
・ピーター・アーツVSマイティ・モー
・レイ・セフォーVSガオグライ・ゲーンノラシン
・ボブ・サップVSチェ・ホンマン
・武蔵VSフランソワ・ボタ
・ジェロム・レ・バンナVSゲーリー・グッドリッジ
・グラウベ・フェイト−ザVSセーム・シュルト
いいですね。近年稀に見る‘好カード‘の数です。すごく楽しみです。
私としては「ガオグライ」の意外性と「サップ」の成長ぶり(してるかな?)が注目です。ミーハ−な見方だな我ながら・・・。あと「カラエフ」にも期待してますが・・・、「ホーストにラッシュ」かけて欲しいな。
「K−1」・・・、ほんと巨大産業になりました。
開始当初は「面白いけど、普及するかはわかんないな・・・」ってイメージだったんですが、あれよあれよと今じゃ
「国内最大の格闘技イベント」
になりました。
地味だったイメージを「巧みな煽り」と「マスコミとタイアップした宣伝」で全国区に押し上げました。
「KO率の高い真剣勝負の醍醐味」
という要素もファンを惹き付けました。もっとも私としてはこういうとすぐ「プロレス」が引き合いにだされて「ぼろくそ」に言われるんでやなんですが。
「プロレスと総合一緒にすんじゃねーよ(怒)」
で本題なんですが確かに面白い「K−1」ですが最近一つ不満に思うことがあります。それは
「いい加減「1DAYトーナメント」は無理なんでは?」
ということです。
確かに‘一日で好カードをたくさん見れる‘という点はすごく魅力的ですが、その影で
「出場選手のモチベーションが下がる」
という事態になっているのでは・・・。
高齢化するかっての‘スター達‘にとって連戦はきびしい。今後の選手生命にも差し支えるかもしれない。
で名の売れた‘スター‘はギャラもかっての「K−1黎明期」に比べて格段にアップしてるから
「まあ、出場して‘ギャラ‘もらったし、無理して今後に差し支えると嫌だから棄権しよう。」
って考える。だから‘最初からスタミナ温存して判定狙い‘とか‘苦戦した後あっさり棄権‘なんて事をする。
もちろん勝ちぬく上で「スタミナ温存」という意図もあるんでしょうが、結局
「消極的な試合内容」
になることは変わりないわけで・・・。
それ避けるために「一回戦」だけ分割したんでしょうね。だから私も
「後のこと考えずに全力でぶつかることが出来る」
開幕戦の各試合が楽しみなんですが。
それ踏まえて結局「FAINL」は
「ベテラン選手は手抜き(ちょっと言いすぎかな?)・棄権」
なんてことになり
「若手・まだ無名のこれから名を上げようとしてる選手達が張りきる」
場になってますね。これはどうかと思うんですが・・・。
「FAINAL」はあくまで
「K−1最強決定戦」
であり、けして
「ベテランが若手にチャンス与えて花を持たせる場」
ではないと思うんですが・・・。終わった後に
「〇〇は俺と戦ってないから優勝できたんだ。だから俺はあいつ認めない。」
なんて言ってもかっこ悪いだけですね。それでリベンジで「ワンマッチ」で戦おうなんて。虫が良すぎる話ですよね。
こう言う事態が「GPの権威の低下」招いてると思うんですが・・・。まるで
「最強と目される選手が出場しない‘最強決定戦‘」ですよね。
こんな事なら「ワンデイトーナメント」やめた方が良いと思うんですが。
昨年の決勝は「ボンヤスキーVSオール‘判定勝‘武蔵」でした。
正直「判定狙って引き気味にポイント稼ぐ」スタイルの武蔵選手の戦いぶりは日本人応援したい私にとっても
「決勝で見たい戦い」
ではありませんでした。逃げ回って‘当て逃げ‘で挙句最後は‘スタミナ切れ‘で力負け。
「世紀の名勝負」
とか絶叫するフジのアナウンサーのコメントがばかばかしく聞こえました。
一年の総決算があれでは、いくら一年通して素晴らしい内容でも
「全てだいなし」
です。見てて全然感動できない・熱くなれない試合でした。
「倒すか倒されるか。勝てないんならいちかばちか全力でぶつかれ。」
そんな試合が見たいんです。最もこれは一番勇気の要る選択肢ですが。だからこそ応援したくなる‘選択‘でもありますし。
とにかく今年は
「ホントに強い奴が王者になるGP FAINAL」
であって欲しい。そう思います。
長々とすいません。K−1知らない方には訳わかんないと思います。ごめんなさい。格闘技好きなんで・・・。ほんと23日楽しみです。
では今日はこれで、コンゴトモヨロシク・・・。