悪の組織はつらいやね・・・。

 昨日の続きなんですが。最近いろんなサイト見てて思ったのが
そうかー、戦闘員って男だけじゃないんだ、女戦闘員もいるんだー。」
ってことで(笑)。勉強不足なもんで、「女戦闘員」が出て来る作品多い事に今頃気付きました。「女戦闘員」かぁ・・・良い響きだなぁ・・・。

 で本題ですが、最近の「悪の組織」が戦わなければいけないのは「正義の味方」だけじゃないようで・・・。「悪の組織」がいろんな「規制」「足枷」背負って戦うなんて、しゃれにもなりませんよね。
 「自爆テロ」とか「新興宗教がらみの犯罪」とか最近信じられない「犯罪」が起きてますね。
 世の中文明が爛熟して、文化が「成熟」から「退廃」に移行する頃になるといろいろおかしな「事件」起こす奴がでてくるんですね。
妄想と現実の区別が出来ない奴
映像・音声情報を鵜呑みにして頭から信じこむ奴
等々、そしてこういう連中が一頃じゃ考えられない「猟奇事件」とか「劇場犯罪」なんてのを起こす訳です。そしてそういう「連中」が決まって供述するのが
**というアニメあるいは特撮の真似をした
**というゲームの主人公になりたかった。シチュを再現したかった
なんて内容です。そうすると「マスコミ」や「教育機関」はこぞって
有害図書」「有害ソフトウェア」「有害番組」等々の排除
なんて彼らの常套句で盛大にバッシング始める訳です。
 そういう現状においては「悪の組織」は過激な作戦を行えない状態に追いこまれている訳で。迂闊に「幼稚園のバスジャックをする」とか「洗脳した人間を手先にする」とか「人間爆弾にヒーローを攻撃させる」なんて作戦実行したらそれこそ「薮蛇」になってしまうんですね。で結局リアルワールドを舞台にしているのに、完全なファンタジー、すなわち「幻想」に徹するしかない「悪の組織」なんて事になってるんですね。
 現実に実行可能で模倣される可能性がある「犯罪」は実行できない「悪の組織」なんて、パロディーにしかなりえませんよね。さしずめこんな感じでしょうか・

 漆黒の闇の中、朧に闇の玉座が浮かぶ。そこに座する威厳に満ちた悪の総統の前に参謀は跪いた。
参謀(以下参)「総統閣下、次なる作戦プランを報告いたします。ご裁可をいただけますか」
総統(以下総)「うむ、よかろう。申してみよ」
参「はっ、では。3パターンのプランを進言いたします。
 1 通勤バスを襲撃し、戦闘員となる人材を捕獲する。
 2 飲料水を介して感染するウイルスを散布する。
 3 敵戦隊の紅一点「ピンクウォリアー」を誘拐・監禁し洗脳して我が陣営に取り込む。
 以上を現有戦力から最適の作戦と判断しますが、いかがいたしますか」
総「うーーーーむ」
苦渋の表情を浮かべる総統。
総「まず1だが・・・。まずいな、「バスジャック」はあの一件以来いろいろうるさいしな。あと「地下鉄」「ハイジャック」は問題外だな。
 2だがこれもまずい、あの「宗教」以来「バイオテロ」なぞと言う言葉が市民権を得ておる。無学な愚民どもが、さかしい知恵をつけおって・・・。P*Aが騒ぎ立てるのは目に見えておるな。他にも「毒ガス」「毒物」は使用できぬぞ。特に「不特定多数の人間が集まる場所で散布」などと言う枕詞をつけるのは厳禁する。
 最後に3だが・・・。「監禁・洗脳あるいは調教」という部分がな・・・。件の「王子」事件然り、この手のやり口には「マスコミ」が1番反応しおる。類似事件も多いからな。」
総「うむむ、参謀これでは実行できるプランがないではないか」
怒りを露にする総統。慌てて参謀が進言する。
参「お待ちください総統。こうしてはいかがでしょうか、3のプランに修正を加えます。「ピンクウォリアー」を誘拐するに当たってはかの女の「かっての想い人」にそっくりな戦士を使います。記憶をなくした状態と言う事にしてかの女に近づき心を捉えるのです。そして誘拐した後は「洗脳装置」を併用して「正義と悪の狭間でかっての想い人にゆれる女心」を演出した上で「悪の女戦士」に仕立て上げてはいかがでしょうか」
総「ふむ・・・、なるほどな。「メロドラマ」風にしたてれば、近頃「純愛物語」だのヨ*様だのに浮かれておるP*Aの女どもも文句は言うまい。そして「悪の女戦士」が活躍する姿を見せれば「女性の権利平等・社会参加の促進を」などと声高に騒いでいる者どもの支持も集められると言う訳だ・・・。ふふふ、ふはははははは。よかろう、さっそく作戦を実行に移すのだ。」
参「ハッ、それでは」
てなかんじでしょうか(笑)。なんだかな。
 以前にも述べましたが「妄想と現実の区別」を子供に教えてあげるのが大人の役目であり、ただやみくもに「毒の有るもの」「棘のあるもの」を排除・攻撃しようとして騒ぎたてるのは大人ではなく只の「馬鹿」のすることだと思うんですが・・・。「馬鹿な大人」が多い世の中なんですね・・・。
 「想像(妄想?)の翼は無限の可能性」といいますが、一部の大人が「有害な物」と決め付けたものを排除する行為は「想像の翼」をもぎ取る行為ではないんでしょうか?想像の翼は真に「抑圧を離れて自由な物」であるべきです(無論一定の限度は必要でしょうが)。想像・妄想のなかでこそ解き放たれるストレス・欲望も有る訳で、それがない世界は非常に不健康なものになってしまうでしょう。
 せめて「物語の中の悪役」は
冷酷非道悪辣無比残虐無残
であり、不気味でおどろおどろしい得体の知れない存在で有って欲しいと願ってます。あとちょっとMCな展開あると私的にはもっと嬉しいですが(笑)。
 長々と書きました。久々にリフレッシュ出来たんで元気有り余っちゃって・・・(笑)。文中に特定のなにかを連想させる固有名詞が出てきますがその辺は気になさらずにお願いします(笑)。
 ではここらで、明日は朝一エロゲッツするぞーーー。コンゴトモヨロシク・・・。