平面の中の無限。

 ホビーの歴史というのは人類の歴史と同じ位長い訳で、それこそ石ころ1個、紙切れ1枚も「ホビー」にできるわけですが、それ故に無限の形があり、いろいろな起源があります。例えば「TRPG」というのは、かっての戦争に備えての机上演習が起源だといわれてますし、そう考えると、「碁」「将棋」「チェス」なんかと同じような成り立ちと言えます。そういった「ホビーの進化」は最終的に「3次元から2次元そしてまた3次元」へと言う輪廻の形になっていると私は思います。
 「遊びは模倣から始まる」ヒーロー・ヒロインごっこしかり、ウォーSLGしかり、鬼ごっこ・かくれんぼしかり、模型・人形は3Dの擬似的再構築であると言えます。それらは現実にはなれない・できない・つくれない・あるいは自分の物に出来ないことやものを自分に使用可能な形に変換して、楽しむことであり、すなわち「事象のシミュレートあるいはミニチュア化」がホビーの本質だと思います。「物語の主人公になりたい」「あの話で自分ならこうする」「かっこいいメカが欲しい」そう言った欲望の仮託対象を創造する行為とも言えるんではないでしょうか。
 それらはかっては、模型や個々人が可能な範囲でのシミュレートにとどまっていたんですが、
コンピュータの誕生その発展
がを飛躍的にホビー世界を拡大させました。モニター内ではかって紙の上に記されていた文字・数字・イメージといった事象を明確にシミュレートできます。
「歴史上のIFを試してみる」
「ヒーローになってみる」
「ヒロインと恋仲になる(笑)」
勿論ソフトウェアとしての「枠・限度」はありますが(自分の理想・妄想を同人ソフトとして具現化しちゃうつわものもいますし)あらゆる事象を内包できる可能性がCPUにはあります。現実の制約・限界をこえて、さまざまな意思・想像・理想を無限に広げていくことができます、そしてあらゆるホビーをとりこむこともできるでしょう。その上でそういった世界をネット上で多くの人と共有できます。いまはやりのネットゲームはその1つの形であるし、いずれはSFみたいに電脳世界に住むなんて事が現実になる日が来るかも?
 勿論それだけがすべてじゃありません。プラモを組み上げていく楽しさ、さいころ転がして一喜一憂しながら会話する、そういったリアルの楽しさといったものは、モニターの前ではけして得られないものです。そこには人間のうつろいやすい
イメージを形にして固定したい、そして感触で確かめたい
という感情があるんでしょうね。そして形になったイメージをまた2D世界で膨らませて拡大する。結局ホビーの進化は
3D=現実世界と2D=仮想世界の相互補完の繰り返し
ではぐくまれてきたし、これからもそうしていくんだろうなと思います。
 なんか書いてるうちに眠さも手伝って良くわからん内容になってしまいましたが、要は
私はこれからも、ゲーム・プラモ等々なんでもありでいくぞ
ということで(笑)そして最近の2D世界の急速な進歩がホビーの高度な進化につながってるということがいいたかったんですが・・・。うーむ我ながらうまくまとまんなかったな・・・。ともかくパソコン万歳・ネット万歳ということで?今回はこれにてコンゴトモヨロシク・・・。