正に外道戦記?

おはようございます。
朝から暑い日です。良い天気になりそうだなー。
世は夏休み、海に山にお子様達が繰り出すんだろうな・・・。
羨ましい・・・。
某芸人風に言えば
「夏休み取れる奴死ね!風邪ひいてしまえ!」
って気分ですね(苦笑)。
お店も忙しくなりそうでちとブルーな今日この頃。




で先日ハウルの動く城が地上波初放送されて、私はあんまり好きじゃないと言いましたが、結構視聴率は稼いだだろうなあと思ってる今日この頃。
なんてたって
「腐っても世界のジブリ作品」
ですしね。絵の凄さはさすがだし。
ただ正直、私的に思う感覚なんですが、
ラピュタとかナウシカ紅の豚、トトロとかは、何回再放送されても、
「おいおい!何回目だよ(苦笑)」
と言いつつ、ついつい見ちゃう・見入っちゃうけど、
ハウルは一度見たら充分だな・・・」

って感じるんですよね。
1つ1つの絵の製作にかけられた時間考えると、それを一瞬でスルーしちゃうのは、
アニメーターさんの苦労思うと気の毒ではありますが(笑)、結局アニメってそういうもんですしね。
仮にハウル」何度も再放送しても、あんまり見ないだろうし、視聴率も伸びないでしょうね。
なんとなく
ジブリ作品だから、見てみたけど、これなら1度見たら充分だね・・・」
って感覚が多いと思うんです。
こういう‘娯楽’ってのは基本的に
「人生にとってなんの足しにもならない・なにも残らないけど、その場で感情移入したり、どきどきわくわく感を楽しめれば良い」
ってもんだと思うんです。
で宮崎アニメの場合、良く
「自然との共存、文明の愚かさを訴えるメッセージがこめられてる」
って謳い文句がくっついてますが、正直そういうとこはどうでも良いと思うんですよね。
むしろそういう要素が目立ち過ぎ、鼻につきすぎると
「説教臭くて、せっかくの痛快娯楽劇が台無し」
になっちゃうと思うんです。むしろそういう要素って「良質なエンタの不純物」でしかないと言っても良いような。
私見ですが「もののけ姫」なんかは
「説教臭過ぎてわかりにくい」
手の作品だと思うし・・・。




せっかく劇場にお金払って見にいくんだし、観客がその2時間、特にジブリ作品に期待するのは
「延々と説教される事」
でも、
「くどくど大層なお題目聞かされる事」
でもなくて、
「できれば単純明快!とにかく楽しくて面白い!わくわくどきどきする夢のような時間あるいは登場人物の気持ちになりきって感動したり、涙したり」
だと思うんですよね。
そういう点で考えると、ハウルって今いち、ドキドキワクワク感もあまりなければ、
メッセージ性もあまりない、
「なにを追及したいのかわからない」
作品だと思うんですよね。
「ふーん、ま、ジブリだけに絵は流石やね。でもそんだけ・・・」
って感じがするんですよね。
キャラは絵の素晴らしさに埋もれちゃってるし、話題性出すために、ボイスに有名タレントを起用するのは結構なんですが、その声も‘絵に負けちゃって’埋没しちゃってますし。
これが声優さんなら、その‘声力’とでも言うものが
「作品世界に負けないキャラの存在感」
ってのを出してくれるんですけどね・・・。



で前置きが長くなりました(わあ!仕事いかな)
いよいよ来週7月29日土曜日公開の
ゲド戦記
以前の更新でも触れましたが、試写会での批評、ぼろくそですね。

批評というか批判の数々・・・
http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id324031/p1/s0/

凄いな・・・ここまで批判が多いのは(苦笑)。
その裏には
ジブリ作品ってものへの期待の大きさとそれを裏切られた事への失望感」
ってのがあるんでしょうし、こういう批評はあくまで一部の人の個人的感想ですから、一概には言えませんけど、それにしたって酷いなあ・・・。
総合すると
「良かったのは絵と例の歌だけ!」
「悟朗監督は父上の足元にも及ばない」
「超最高級の食材を最低のシェフが最低の料理にしてしまった」

って事になるんですが(笑)。
この論評見て、私が宮崎監督だったら確実に鬱になってるでしょうね(笑)。
ここまでいわれてるとほんと逆に見に行きたくなりますね。
でもこの批評が正しければ、見に行ってがっかりする事になりそうですが・・・。




ま、夏休みだし、公開日にはお子様で劇場はいっぱい!なんでしょうね。
そのお子様達があまりのつまらなさ・退屈のあまりぞくぞく大騒ぎ!なんて事にならなきゃ良いですけどねー。
私はちょっと時期を外して見に行きますばい。