真相はいまだ闇の中?

kuufuulin2006-07-11

おはようございます。
ワールドカップ決勝から1日経ち、世間さまのにわかサッカー熱も沈静化して、
TV各局も通常のプログラムに戻りつつある今日この頃。
しかし「はてな注目のキーワード」に
ヘッドバット
が入ってるのは笑いましたが。
でも多くの人にとってあの事件は衝撃だったろうしな・・・。

W杯決勝:ジダン頭突きの原因 さまざまな憶測広がる


ジダン選手は何を言われたのか−−。9日行われたサッカー・ワールドカップ(W杯)決勝でフランスのジダン選手の退場処分につながった頭突きの原因をめぐり、フランス内外のメディアでは10日、さまざまな憶測が広がっている。

 イタリアのマテラッツィ選手が暴言を吐き、ジダン選手は怒りを抑えられなかったとの見方が支配的だ。その暴言の中身について、フランスのニュース専門テレビLCIの記者は「人種差別的な内容、あるいは家族に関する内容だったのではないか」との推測を紹介。ジダン選手はアルジェリア系移民の家庭に生まれた事実が念頭にある。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20060711k0000m050136000c.html

そうなんですよね。移民の子っていうジダン選手のバックボーンからして、
「人種差別的発言」
って可能性が一番高いんですが。
ジダン選手の人格と、これまでのクラブチームでの活動でこういうやじにはなれてるであろう点を鑑みるに、相当酷い事言われたのでなければあんな事はしなかったでしょう。
「自分の事はプレー以外の事も含めてなに言われても我慢するけど、
家族を侮辱されて事は許せなかった。」

んでしょうかね?
だとすれば、ジダン‘愚行’はサッカーの理念からも、チームへの影響という面でも許される事ではなかったかもしれませんが、
プレーに関係ない選手のプライベート、しかもゴシップ・スキャンダルのような選手自身に責任があるような事実ならいざしらず、選手の家族を侮辱するような暴言ってのを持ち出して攻撃するってのは、イタリアのマテラッツィ選手、
「選手としてそれ以上に人としての品格のなさ」
ってのを問われるべきですよね。
もし記事の内容が真実なら、この暴言って行為は、
「イタリアの優勝の栄光に泥を塗る」
ものだし、今後そういう侮辱に関しては
「警告・退場も含めた厳しい罰則で対処」
すべきだと思いますね。
別に王者が
「品行方正・真面目で清廉潔白、1点の曇りもない」
である必要はないですけど、
「相手を揺さぶるために、相手の家族まで侮辱するような愚劣な行為」
は王者どころか選手・人として駄目な行為でしょう。
「最低限の触れてはいけない部分、マナー」
ってものを守っていませんよね。
「勝つためになりふり構わない」のは勝利を求めるプロとして正しい姿勢かもしれないし、それにまんまと引っかかったジダンは愚か者だったのかもしれませんが、
イタリアがこういう行為を他の対戦相手にも同じように繰り返していたのだとしたら、
あの優勝を認めたい気にはなれませんね。



まあ私の考えがアマちゃんなのかもしれませんが(苦笑)、
海外のクラブチームの戦いではああいうやじりあいは日常茶飯事でしょうし。
でもやっぱ
「将軍の花道」
として、勝ち負けは別として
「最後の瞬間まで完全燃焼」
して欲しかった私としては、あの結末は納得出来ないなあ・・・。
いずれきちんとした形で、ジダンマテラッツィ両名の口から真相を聞きたいですね。