こういう契約増やさなきゃ!

この時期プロ野球はオフシーズンで、各選手・球団色々とイベントや来季の体制造りの時期みたいですが、昨日ひとつ
「FAでの移籍決定」
のニュースがありました。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000000-spn-spo
豊田イバラの契約 成績次第で大減俸も
 
 西武からFA宣言した豊田清投手(34)が27日、都内のホテルで原辰徳監督(47)同席のもと2度目の交渉を行い、巨人入団を決めた。背番号は「20」で、年俸はベース自体が増減する「変動相場制」の2年契約と、結果が出なければ大減俸のリスクもある厳しい内容球界を代表するクローザーが新天地での成功を目指し、あえてイバラの道を選んだ。

 腹をくくった視線が一瞬、止まった。原監督に続き会見用のひな壇に上がった豊田が見上げたのは、頭上にあった球団旗。そのGマークを十字架のように背負いながら新守護神候補は悲壮な決意を明かした

 「(西武という)安住の地よりも、ジャイアンツというプレッシャーのかかるチームで自分を追い込んでやった方がいいと決断した。入るのが目標じゃない。逃げ場がないという感じです」

 両隣の原監督、清武球団代表の笑顔とは対照的だった。終始、浮かんだ厳しい表情。自分を追い込むために、異例ともいえる「年俸変動制」を受け入れた。「この2年は働けば高くなる、働かなければ安くなるという非常に特殊な形態。年俸そのものが大いに上下する」と清武代表が説明した前代未聞の契約形態来季は西武時代の2億3000万円が維持される見込みながら、セーブ数など数値設定がクリアできなければ、50%など大幅減俸もある。いうなれば“逆出来高制”だ。

うん!良かった!といっても「豊田選手が巨人入団」した事じゃなくて
「年俸の‘逆出来高制’での契約」
した事がです。
「活躍出来なければ大幅給与ダウン」
ってのは実力主義プロ野球において当たり前の事ですよね。
これまでのFA選手
「複数年の高額契約に胡座かいた」
状況にたいして一石を投じるものではないでしょうか?というか今までが異常だったのでは?
巨人のリリーフ投手なんて若手除けば1億・2億なんて高額年俸もらっておきながら

「出れば打たれる」
「相手チームの打撃練習状態」
「登板すると相手チームのファンから拍手(当然悪い意味で)」

なんてのが常ですからね、それなのに
「高い給料払ったんだから使わなきゃしゃあない」
みたいな心理なのかなんなのか、
「負けても・打たれまくっても何度でも登板」
してますからね。
それでオフになったらへらへらとTV出演(当然日テレですな)して
「巨人きて良かったなー」
などとほざくんですね(怒)!
厚顔無恥とはこの事でしょう(怒怒怒)。
移籍・FA選手に高額払うのはその選手の
「過去の実績に対する活躍の期待」
をこめて払うのであって、当然
「過去の実績に見合った活躍」
をする事が高額年俸
「絶対条件」
であるはずです。
それをたいした活躍もせず、
「昔の名前でやってます」
みたいな過去の実績だけでやってる、それでも登板させてもらって打たれまくっても首にもならない
例えるなら
「販売成績上げられなくても首にならない営業職」
ですよね。世の中で通常そんなのがまかり通るのは
「同族企業の社長に縁故採用された親族」
ぐらいでしょう。
「チームの勝利・活躍期待しているファン」
に支えられてるプロ野球においてそういった
「無為徒食」
ファンへの侮辱・背信行為にしかならないでしょう。
「選手は活躍して、チームを勝利に導いてなんぼ?」
ですからね。



よく日本球界の給与水準はメジャーに比べて低過ぎるという話を聞きます。
私もこのブログで幾度か言及しました。
確かにアメリカに比して給料の総額は低いですね。
プロ野球に憧れる少年に夢をあたえよう!っていう選手側の年俸アップの要求もわかります。
でもその前にやっぱり‘プロ’ってものは
「生業としている事の出来・不出来によってのみ評価」
されるべきであって、それは

「試合での具体的な活躍」
「明確な数字による成績評価」

であっても良いし、あるいは

「ファン・球場を盛り上げた」
「試合を見に来てくれるファンを増やした」

という事でも良いと思います。
そして当然それに対する給与
「‘プロ’としての活躍に見合った労働対価」
であるはずです。
しかし現状では
「活躍に見合わない労働報酬をもらってる選手」
が多すぎる!
特に巨人!それもリリーフ陣!
例えば広島の選手なんかからしたら夢のようですよね
「あれだけ打たれて試合ぶち壊してもまた投げさせてもらえる上に俺達の何倍も給料貰ってるんだ・・・羨ましいよ・・・」
って。だからみんな巨人にきたがるんでしょうね(笑)。
「他球団で実績あげて、そろそろ実力的に峠を越したところで巨人入り」

「故障が多くてたいした活躍出来ずに2−3年で引退」
なんてのがパターン化してますよね。選手側からしたら
「辞める前に一稼ぎしとこうか」
なんて感じ。
悪い言い方すればそんな
ロートルポンコツを大枚はたいて引き取る」
巨人軍さんは相当ボランティア精神に富んでるんでしょうね(失笑)。お金が余ってるんでしょうか?
最近の人気低迷ぶりをみるとそうは思えないんですが・・・。
なんにせよ
「自球団での選手育成怠って安易に引きぬきに頼ってチーム作りしてたつけ」
が今頃回ってきてますね。いい加減
「他球団からの引きぬきオールスターチーム」
は限界でしょう(笑)。
今やそういう選手が行くのは
「巨人ではなくメジャーリーグ
ですから。そう言うところにも現在の巨人低迷の理由があるのかも?
「引きぬこうとした選手みんなメジャー行っちゃったよ!これじゃチーム作れないよー!」
なんて(笑)




今年から
「原新体制」
で臨むジャイアンさすがに今のままじゃやばいからあるいは今までとは違うぞ!って事で今回のような
「大幅減額のオプション付き契約」
なんてものを取り入れたんでしょうか?だとしたら良い傾向ですが。
安易な引きぬきに頼らず、さらにはもっと
「自給自足での選手育成」
にも力をいれればちったーましになるんじゃないでしょうか?
やっぱり生え抜きの選手ってのは、
「チームのムードメーカー・色」
になりますからね。




最後に、色々FA・移籍・巨人に関して文句言いましたが、中には例外もいるんですよね。
工藤公康投手」
とか。あのおじさんすごいですよね・・・。今年も頑張りましたし。
42歳だもんな・・・、脱帽!
FA移籍する選手がああいった選手ばかりなら、文句言わないんですが・・・。
こんなところで、駄文失礼しました。