我が青春の「夜想曲」悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 PS one Books出版社/メーカー: コナミ発売日: 2003/11/20メディア: Video Game購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (18件) を見る

よし、リベンジいくぞ。先日何気なく本の整理してたら悪魔城ドラキュラ」のゲームブックが出てきました。うわ懐かしいと思いつつ読み返しましたが。昔は色々TVゲームがゲームブック化されましたよね。TVゲームできない授業中にする‘代用品‘だったんですが(笑)、今なら携帯ゲーム機なんてものがありますが。「教科書の裏に隠してこっそり」なんて。

色々思い入れはあるんですが、特に「悪魔城ドラキュラ」は「懐かしいなあ」という感じで。未だに印象に残っている作品です。「血まみれのシモンがうわあああーーとかいいながらふっとぶ」シーンは子供心に‘高インパクト‘でした。で「ドラキュラ」知らない方に内容を引用で説明させていただくと

悪魔城ドラキュラ

ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ

ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ

1986年発売 ディスクシステム 
メーカー:コナミ
英雄クリストファー・ベルモンドによりドラキュラが封印されて100年後、平和な小国家トランシルバニアでの出来事。古城カルパートの塔に集まった魔教徒の黒ミサにより、配下に5人の魔物を従えて再び魔王ドラキュラが目覚めます。ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年シモンは、父から託された不思議な鞭を手に、蘇った魔物共を倒すべくカルパートへと向かうのでした。

操作は十字キーとボタンが2コ。それぞれムチ攻撃とジャンプです。また上キー+ムチ攻撃でアイテム使用となってます。ライフ+残機制の全18ステージ(実質6面)で構成されており、各々に制限時間が設けられています。攻略にはステージに併せたアイテムの選択と、ジャンプによるアクションセンスが問われることは言うまでもありません。

と言う内容です。
当時は「魔界村」とかこういう「横スクロールアクションゲーム」が人気あったんで、私も好きでした。でも
ディスクシステム持ってないので友達の家でプレイするしかない。
・「アクションセンス」のないお子様には高い「難易度」
 (何度コウモリに殺された事か・・・、ついたあだ名が「ライバルはコウモリ」(笑))
なので、「悪魔城」は当時の私にとって「高嶺の花」「淡い憧れ」でした。
攻略本持ってるけど、ゲームは無い」なんて・・・。

でそんな私が「そこそこ経済力とハードウェア」「程ほどのアクションセンス」身につけたころに出会ったのが

悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲

というゲームでした。おおまかなストーリーはこんな感じ。

悪魔城ドラキュラX?月下の夜想曲?

悪魔城ドラキュラX?月下の夜想曲?

その昔、ラルフ=ベルモンドと共に、父であるドラキュラを滅ぼしたアルカード(今作の主人公)はその呪われた血を絶つために、自らの能力を封印し眠りについた。

そして長い年月が過ぎ、その年月はドラキュラも復活させた。

幾多の死闘に打ち勝ち、復活したドラキュラを倒したリヒター=ベルモンド(今作における正統ハンター。前作主人公)は、それから4年後に謎の失踪を遂げる。その行方を追って旅に出たマリア=ラーネッド(今作のヒロイン。「闇と光の狭間」であるアルカードに心惹かれている)はその旅の中断を余儀なくされた。・・・・・・5年前に崩壊したはずの、ドラキュラ城が復活したのだ。

時を同じくして、永遠とも思える眠りについていたアルカードもまた突如目覚めた。そしてとてつもなく邪悪な波動を感じた。

それは紛れもなく、かって滅ぼしたはずの忌むべき闇の王の波動であった。

奴は滅んでいなかったのか・・・・・・?

それを確かめ、悪の波動の源を絶つため、アルカードは再び汚れし故郷ドラキュラ城へ向かうのだった。

とにかくはまりました。総プレイ時間は800時間越してるでしょう。システムは以下

・上下スクロールのRPG要素含むアクションゲーム。
・ライフ・MP制のステージクリア型。ステージ攻略時ボス戦。
・ジャンプ・ハイジャンプ、右・左手装備の武器を組み合わせたアクション。
 サブウェポン・アイテム(攻撃・回復)の随時使用可(MP制限はある)
・狼・コウモリ・霧への形態変化および鍵アイテム入手によるルート開拓。
 狼時はダッシュ。コウモリ・霧時は飛行可能(霧は無敵)。
・コマンド入力式の必殺技(MP消費)。
・‘使い魔‘という「お助けキャラ」の使用可。敵を攻撃してくれます。
・ショップでの武器・アイテム購入。購入資金はマップ上および敵から入手。
 モンスター図鑑、レアアイテム等の‘コレクター要素‘。

大雑把にこんな感じです。とにかく素晴らしい。
世界観にあわせたグラフィック、おどろおどろしいBGM。
中世の「ゴシック様式」取りこみつつ「現実にはありえない」ゲーム独自の世界。
絶妙の難易度「生かさず殺さず」、でもレベル制なんで思いっきりレベル上げれば「初心者」も攻略できる。

トリッキーな敵の行動パターン。不意を突く「ボスキャラ」の登場シーン(でもライフ制なんで‘理不尽‘な不意打ちも‘学習‘して対応する余地がある)特に
ノミ男と時計塔のメデューサヘッド
は思わず「うきーーーー」となってしまう歯ごたえ。「腹たつーーー」って感じで。

ショップで買い物するのも面白かった。店番の爺は「主人公に頭上がらない」くせに金はきっちり取るんですが(笑)。武器からモンスター図鑑の管理までなんでもやってくれます。
ショップですごいのが「ボスキャラのノーダメージクリアリプレイ映像」を売っていることです。
後半のボスの映像ほど「高額」ですが「こうするのか」「なるほど」という驚きがあります。
なんといっても
「ゲーム内でそのゲームの‘攻略法‘載せる」
なんてありえないですよね、普通。

あとシナリオも良かった。
実は初めてプレイした時あっさり**倒してED流れた時
終わっっちゃった。案外あっけねえ。」
なんて舐めてたんですが、その後攻略記事見て
「ありゃーーーー、まだ続きあるんだーーーー」
でプレイして、まだ半分もクリアしてなかったことに気付く・・・。
マップが100%にならないからおかしいとは思ってたんですが・・・。すみからすみまで‘表の城内‘うろついちゃいました(笑)。目つぶっても歩ける(笑)ぐらい。

そしてここに一番はまったんですが、「アイテムコレクション」の楽しさがありました。主人公は「正統派の剣士」なんですが「剣」「大剣」「盾」の他にも
「ブーメラン」「メイス」「カトラス」「カタール」あげくに「ナックル」まで
なんでもあり、「光学迷彩のマント」なんかも。「カイザーナックル」出てきた時は「ギャラクティカ・マグナムッッ」って叫んでました(笑)。おまけに「武器固有の必殺技」とか「石化・毒の追加効果のある武器」など
「主人公とは思えない ‘極悪非道‘ぶり」
他にも「杏仁豆腐」から「アルカー‘ト‘ソード」(所謂「パチモン」)などとにかく片っ端から集めました。面白かったのはある刀なんですが
敵の返り血を受けるほど攻撃力が上がっていく
というスキルになってました。なもんでひたすら「切りまくって」ました。

ちなみに今持ってるセーブデータは「アイテムフルコン、使い魔LVMAX、マップ攻略200、6%」です。わかる方はわかる
「ゲーム馬鹿の証明な数字」
です(笑)。とにかくやりこみました。
「貴重な青春の1ページのかなりの部分つっこんだゲーム(笑)」
ですね。
「遊び心満載」で「制作とユーザーの知恵比べ」が楽しかった。
ドラキュラシリーズで最も「フェイバレット」な作品でした。

今手元に「公式ガイドブック」あるんですが、巻末のスタッフインタビュー見ても

スタッフも楽しんで作ってる」のが伝わってきます。もちろん「制作の苦労」は大変なものでしょうが。
「制作自身がプレイして楽しい物作ろう」
「いかにしてユーザーの裏をかくか」
「作ってて楽しい物は皆も楽しいんだ」
なんて雰囲気が伝わってきて・・・。やるな「コナミ」。
遊び心を大切にする会社
だぜ。「ときメモ」も「パワプロ」も「メタルギア」も「ランブル」もみんな「コナミ」だもんな。すげーぜ。

あ、あと「ドラキュラワールド」はサウンドも素晴らしいんで必聴です。
ノスタルジーの中に新しさ」が隠れてます。今でも時々聞いてます。

まとめ
おおう「災い転じて福となす」だ。昨日書いた文はもっと長かったんですが、「飛んだ」ことで却って「スリム」に編集できた(充分長いですが)。昨日の時間は「より推敲できた」ことでよしとしよう。やったね。

それではこれで
ちゃらっちゃちゃー、ちゃらららら、らら。ちゃらちゃちゃー
コンゴトモヨロシク・・・。
お薦め「ドラキュラ」サウンズ

オールドゲーマーは鳥肌もんです。