三国夢想?

 「三国無双4猛将伝」9月に発売されますね。光栄お得意の「パワーアップキット」商法は健在なりー、と言う感じでしょうか(笑)でもまあ買っちゃうんですが。
 しかし光栄さんのキャラ作りはすごいですよね。ほとんど絵も文献もない武将のCGを「なるほどな」というイメージで具現化してますよね。ときどき有名人っぽいあるいはまんまなCGもありますが(笑)。ちなみにけっこうあとづけのイメージって多いんですが、例えば張飛」の虎ひげは史実には記述がなく、講談師たちが流布したイメージだと言われてます。張飛にしたら
おいおい、俺様のキャラ勝手につくるんじゃねえ。」
って思ってるでしょう。ご存知の方も多いと思いますが、他にも「劉備」の悪事が張飛のせいにされたりしてる事が多くて
そりゃないぜ、兄じゃ
ってぼやいてそうな・・・。
 それと常に「武将人気」で上位を争う(周喩とかその辺と)趙雲ですが
「忠実無比の勇将。統率力もある超絶武勇の華麗な若武者」
という風にイメージしてる方多いと思いますが、実際中国でのイメージ聞いてみると
「個人的武勇に長じた老武将
という感じらしいんです・・・。知人が中国いったことがあって「きゃー趙雲様ーーー」なんてノリで楽しみにしてたら、
髭もじゃのよぼよぼ爺
の像に「趙雲」と書かれてて愕然としたらしいです。その後も壁画とか廟いっても「爺・爺」だったんで
絶対に黄忠とまちがえてるーーーー。」
と叫んだらしいんですが(笑)。「趙雲」は京劇では颯爽たる若武者なんで見事に騙されたんですね・・・。そのあとすごくへこんでましたが・・・。
 こんな感じで日本では「演義」というものあるいはそれをベースにしたストーリーが先に広がったためにいろいろ史実との「ぶれ」が生じました。一頃言われた
偽善者 劉備
という表現はその1つの例だと思います。そして未だに
演義」を「リアル」だと思いこんでいる
方も多いそうですね・・・。あくまで「演義」は
史実・実在の人名を下敷きにして現実と仮想をミックスした小説
で有る訳で。
 無論最近はそういった事を指摘する本・サイトなんかが多数存在するんで、皆さん知っていることばかりだとは思うんですが、実際「学問」として「三国志」研究なさってる方のサイトはすごいですね。以前拝見してほんと驚きました。
 でも私も少々「三国志」と言う物が好きなので、今後も「三国歴史裏話」的なものを時々書いていこうと思います、あるいは「あの人物は実際は**だった」的な話なんかも。既出のことばかりの内容になると思いますが、よろしければ読んでやってください。たまにしか書かないと思いますけど(笑)。
 それでは今日はここらで。コンゴトモヨロシク・・・。