ジオンの残光

 ガンダム0083の劇場版のサブタイトルです。今日は朝の続きで少々ガンダムの話を・・・。
 私が小学生のころかな?母に連れて行ってもらってガンダム劇場版第三部「めぐりあい宇宙」を観に行った記憶があります。だからけっこう記憶も曖昧で当時はレンタルビデオと言うものもまだ普及する前だったので内容は大まかな筋としてしか覚えてませんでした。はっきり内容を観たのは中学生になってからでした。ソフトウェアが充実してきてテレビシリーズも含めた全体像を完全に観れたはむしろ最近の事のような・・・。だから最近のガンダムブームは「かっての子供達の朧な記憶を後付けの設定と編集で補完した」ものだと思うんです。実際「ファーストガンダム」見てると結構荒いとことか、設定が欠けてるところがあるのに気づきます。そこからMSVとかゲーム・解析本なんかでさまざまな世界観・裏設定が付け加えられていった、そうした「補完世界」を含めて「ガンダム」であり、かって子供の頃観た作品とは別物な気がします。だから私なんかは「自分と同じ時を成長してきたガンダムが大好きなんですけど。
 そしてガンダムヒストリーの「補完世界」であり、それにとどまらなかった「ガンダム0083」は私の一番好きなガンダム作品です。13話のシリーズという限定枠だからこそ生まれたテンポのいいストーリーと、カトキハジメ氏デザインのカッコイイMS・MA。ファーストとZをつなぐストーリーを破綻無くまとめてました。連邦の腐敗とか、ティターンズの台頭のきっかけとか「なるほどね」という感じでした。後付けの設定ではなく、細かい世界観が構築されていたからなんでしょうけど。
 そしてなんといっても「アナベル・ガトー」と言うキャラこそ0083のメインといっても良いキャラでした。ガンダムの王道「主人公の成長」という側面以上に、主役を食ったキャラでした。「義と信念の侍」であり、「シャア・アズナブル」とは違った意味で完成されたキャラでした。台詞も時代がかってて、大仰でほんと「」みたいなキャラでした。
 それとビデオシリーズだからこそできた細かいカニックのディテール。他のガンダムシリーズとは一味違う「リアルさ*1があります。GP−03のコンテナミサイルはじめて見たときは「すげー、卑怯過ぎる」と思いましたが(笑)やられるザクがかわいそうだった(笑)。私は「ノイエ・ジ−ル」と「ゲルググ・マリーネ」が特にお気に入りです。「ジオンの理想を具現化したような機体(笑)」ですもんね。
 0083に関してはまだまだ語りたいんですが(暴走中)、これぐらいにしときます。明日も忙しいんで・・・。最後にもし未見の方は是非1度「0083」御覧になってください。きっと面白いですよ。それではまた、コンゴトモヨロシク・・・。

*1:メカとしてはMSはリアル足り得ないんですけど