硫黄島か・・・。

おはようございます。
くそう!今日も良い天気だぜー!
おいらもこんなぽかぽか陽気の日は浮かれて街に繰り出してみたいもんです・・・。
「皆休みの時は働いて自分の休日は引きこもりでゲーム三昧なんてーーー!!!


まあそれも良いか(爆)」


本質的にゲーヲタなおっさんでした。



でこの記事が、

硫黄島の星条旗 (文春文庫)

硫黄島の星条旗 (文春文庫)

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

イーストウッド監督:44年ぶり来日会見


 米俳優で監督のクリント・イーストウッド(75)が28日、製作・監督を務める映画「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」の製作報告会見を都内で行った。太平洋戦争で激戦を繰り広げた硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描く一大プロジェクト。前日の27日には、日本側に主演する渡辺謙(46)が参加して同島で撮影。「あの島で亡くなった方々に敬意を表したい」と熱い思いを語った。

 1つの質問に対して、静かに、だが数分にわたりたっぷりと思いを語るイーストウッド。日米が繰り広げた戦いを両方の視点から描くという試みについて「若いうちに戦地に送られ、人生を中断されてしまったことは日本もアメリカも同じだと思い、2本撮ることにした」と話した。


http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20060429spn00m200007000c.html

以前から企画の話はニュースになってましたが、いよいよ具体的になってきたようで、すごく興味深いですね。
日米双方に多大な死傷者、日本にとっては玉砕者を出した硫黄島の戦い、
これまでそれを‘日本側視点’から取り上げた作品ってのはいままで、邦画のジャンルでも殆どなかった(と思うので)、こういう
「同じ監督の元、双方の視点から見た物語を映画化する」
というのは非常に興味深いですよね。
正直、多くのアメリカ産戦争映画での日本人の扱いって
「正体不明な存在」「何を考えてるかわからない、野蛮で卑怯で卑屈な存在」
ってものばかりで(怒)、ぶっちゃけ殆ど
アメリカ人主役の映画のやられ役ドイツ兵」
より酷い扱いでしたよね。
まあその背景には、

・‘玉砕’という選択肢とそうせざるを得なかった背景を理解出来ない知らない事。
・装備・弾薬不足が故に時に卑怯とも取れる奇襲・ゲリラ戦法取らざるを得なかった日本側の戦いぶり。

ってのがあるんでしょうけど・・・。



きっとアメリカ視点の作品は
「擂鉢山に旗を立てた男達のヒロイックサーガ」
になるんでしょうが、それは良いとして、
日本側視点の作品は安易なアクションとか、派手なシーンばかりにせず、
日本兵だって‘考え、苦悩し、生きたいと願う普通の人間達’だった」
と言う事をきちんと描いて欲しいですね。
けして当時の日本兵達は
「崖にむかって行進するレミングでもなけりゃ「感情のない殺人マシーン」でもなく
まして
アメリカンヒーローばりの超人」
だったわけでもないんですから・・・。
その辺、結局
アメリカ人の監督の視点・観点で捉えた史観の映画化」
と言う事でどうなりますかね?
事情が事情だけに、日本側の当事者の声ってのはあまり公には出てこないですからね・・・。
そう言う部分も汲み取った作品であれば良いですね・・・。
まあ渡辺謙さんの熱演に期待ですね。