続・私見・「DS対PSP」

いやーないですね。今日昼の休憩時間にDSがほんとに品切れかどうか見に行ってみたんですが・・・、やっぱりなかったですね。中古の店に行けばありそうな気もしますけど、どうなのかなあ?
せっかく新しいハード購入するなら新品が良いですよね。
PSPはありましたけど・・・うーん・・・立場が逆転したなあ・・・、
両ハードの発売当初はそれまでの家庭用機種での経過受けて
PSP有利」
でしたもんね。発売直後はPSPが店にない状態が続いてた記憶があります。DSはいつでも買えるぞ、って感じでした。
でもここに至って完全に立場が入れ替わりました。現在の品切れ状態が両者のパワーバランスにどう影響するかはわかりませんが、徐々にDSが市場を押えていく形になるでしょうね。
SONYサイドはよっぽど起死回生の策を打ち出さないと・・・。CM見てる限りでは今更
「安直にミニゲーム集」
なんか出してるようでは、挽回の可能性は低そうですけどね・・・。今更売りこむターゲットを替えようとしても手遅れでしょう。



思えばSONY製品は高い信頼・性能が売りでしたけど、今回の事態はそういった
「自分達の技術力・プライドにおごった結果」
なんじゃないでしょうか?
PSでSONYがゲーム機業界に殴りこんだ時、その高い性能は
「さすが、SONY!電機には強いね」
って素人の私も思いました。色々不具合もありましたけど、そこは初めてのチャレンジでもあるし、それ以上に魅力的な性能、そしてそれによってもたらされる新しいゲームの世界におおいに期待したものです。
そしてそれはPS2の時も同様でした。漠然とした形でも
SONYならなにかすごいもの作ってくれる!」
っていうイメージがありましたよね。
で今PSPなんですが・・・、確かに携帯ゲーム機としてはとてつもなく強力で革新的な機体なんですよね。ある例えで曰く
「軽自動車にF1のエンジン積んだような」
と言う事らしいですが。すげーな(笑)。
使われてるチップとかがそういうのに詳しい方によると、めちゃくちゃ高性能らしいですね。
そういえば以前PS2も使われてる映像処理のCPUが
「軍事目的に転用されるおそれがある」
って事で輸出禁止になった事ありましたよね。
とにかくそんぐらい高性能だそうです。
そういうところは
「常に一番を・最高の物を目指す」
っていうSONYらしさなんでしょうけど、あまりそれが行き過ぎると結局
「ハードメーカーの自己満足」
になっちゃうんではないでしょうか?
確かに凄い性能です。初代PSより性能は上だって言いますし・・・。
これが冷蔵庫や洗濯機ならそれで一番になれるでしょうが、PSPはあくまで
「ゲームソフトの起動・再生媒体」
である訳ですよ。
その媒体としての、ハードの良し悪しを決めるのはゲーム機においては
「いかに面白い・いままで見た事もないようなゲームが出来るか?」
に尽きるんですよね。それ以外に存在価値はない!と言っても良い。
PSPはネットへの接続機能もありますから、「携帯ネット端末」という活用法もありますけど、でもやはり
「ゲーム機はソフトがなけりゃただの箱」
なんですよ。
で考えるとPSPが発売されてから、ここまで

「新しいジャンル」「新機軸を盛りこんだ」「特性を生かした」

ってソフトは殆どないんですよね。ネット接続能力生かして
「オンラインゲーム要素」
盛りこんだゲームはありますけど、DSの「すれ違い通信」「通信対戦を使ったゲーム」などと比べてみたら正直かなり見劣りしてしまいます。
で発売されたソフトは殆ど

「移植・続編物・酷い時は単なる他機種のゲームの完全コピー」「今までのジャンルを越えない作品」

なんですよね・・・、オリジナルのアイデア・ゲームはほとんどないんですよね
だから元々移植前のゲームやったことない人は楽しめるでしょうけど、やったことがあれば
「しょうもないビジュアル追加・マイナーチェンジ」
されても、やる気が起きませんよね・・・。
それこそ
「綺麗なCG見たいならわざわざ携帯ゲーム機のちっさい画面で見なくても」
となる・・・。
そうなってる背景である
「ハードの刷新に見合う・追い付くソフトの開発」
が出来ていない!って事が問題だと思うんですよね。



消費者の欲求ってのは際限がなくて
「もっと良いもの・凄いもの」
って要求は果てがないですね。
そしてそれに応える為にサプライ側は次々に新しい物を提供し続けなければならない。
だからゲーム業界において
「次世代機」
ってものが発表される訳ですね。
でその性能は際限のない欲求に応えるべく、ハードメーカーは
「性能の上限をどんどん上げて行く」
訳です。
それに対して、肝心のソフトの方はいくら凄いアイデアがあってもそれを形にするのが
「人間の作業」
である以上限界があります。
ハードの性能が上がる速度に、ソフト開発がついていけなくなってるんですよね。
「ハード性能のソフト開発速度との乖離:性能のインフレ」
状態になってるんではないでしょうか?
確かに次世代機発売!になれば

・表現力がアップする
・出来る事が増える
・消費者の目先を変えられる(飽きてきたところで・・・)
・メーカーにとって利ざやが大きい

とメリットが多い。でもそういう高性能の追求に対して
「ゲームのおもしろさの追及」
が追い付いてないですよね。
いや、それどころかハードの性能上昇速度に、新しいソフトの開発する事さえ追い付いてない・・・。

SONYさんはものすごい便利な道具を作りました。
「さあみんな!これを使えば、こんな事やあんな事も出来るよー!」
でも残念、みんなはSONYくんの言ってる事がわかりません。それにSONYくんの道具は使い方が難しくて誰も使いこなせませんでした。

ってな感じ?



ソフト開発の遅れは、次世代機競争がソフトメーカーにも多大な負担を強いてる事にも要因があるでしょうね。いったいどれで発売したら良いの?なんて(笑)。
でもって、そんな状態なのに次々と‘新型’を投入するのは
・パチンコのように目先を変えて飽きさせない
という意図にしか感じられないし、そうでなければ、ただの
「ハードメーカーの利益主義・製作者達の自慰行為」
にとしか思えないんですが・・・。

こんな凄いものつくったぞー!俺達の新型はこんなに出来る事が多いんだ!
「わが××の技術力は世界一ィィィーーー!!!」(笑)

って・・・。
違いますよね?あくまで感慨抱くのは

「こんな面白いゲーム作ったぞー!!!」

でなきゃ・・・。そういう事を誇りに思うのがゲームクリエイターですよね。
今更気付いたんですが、結局SONYはゲームメーカーじゃなくて
「電化製品製造カンパニー」
なんですよね・・・。
今まで
「ハード性能の高さっていうアピールポイント」
に隠れてその事に気付いてなかったんですが、今回
「ハードとしての限界が低い小型携帯ゲーム機」
でその事が露呈したのは皮肉ですね。
ゲームクリエーター任天堂のアイデア勝負!の充実したソフト作りが改めて

「まず面白いソフトがなきゃ!」

って事を認識させてくれましたね。



たった2メガでも
ドラクエⅢ」
は今やっても面白いゲームですよね。容量が大きければ良いってもんじゃない!ですよね。
そういう事をSONYさんは考えるべきじゃないでしょうか?
「部屋ばっかり大きくても中身が空っぽ」
じゃ誰も住めない部屋になっちゃいますよ。

「器に中身が追い付いてない」

これが今の「DSの優勢、PSPの劣勢」という状況の背景ではないでしょうか?



長くなりました。うまくまとめられなかった・・・。
PSスキーの私としては、PSにも頑張ってほしいなーと言う期待もあるんですが・・・。
といいつつDS買いますけどね(笑)。
ではこんな所で、コンゴトモヨロシク・・・。

良さゲー発見!っていうかとっくに皆さんご存知。

kuufuulin2006-01-10

おはようございます。雪は夜更けすぎに雨へと変わるだろう〜と言う事でどうやら完全にこちら金沢は大雪の峠越したようです。
今朝は道も凍結してなかったんですこし安心して運転できます。
世間の3連休も終わって年末年始の忙しかった仕事もどうにか一段落しそうで、ちょっと気が抜けてしまった感がありますねー。でもこういう時得てして風邪ひいたりするんで、せっかく取れる休みを無駄にしないためにも体調に気をつけようっと。
皆様も体調には気をつけてくださいね、仕事にせよ、余暇を楽しむにせよ、体調が悪いとなんにもなりませんからね。



さてこの話題。
引用元:http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060106/ruso.htm

ナムコ、タッチスクリーンに絵を描いて“変装”だ!!
DS変装アドベンチャー怪盗ルソー


 株式会社ナムコは、ニンテンドーDS用ソフト変装アドベンチャー怪盗ルソーを開発中であることを明らかにした。2006年中の発売を予定している。価格は未定。

 本作は、正義のドロボー「怪盗ルソー」が活躍する変装アドベンチャーゲーム。主人公怪盗ルソーの得意技は「変装」できること。これを武器にさまざまな事件を解決していくわけだ。DSの機能を活かし、タッチスクリーンに「変装した顔を描く」ことで物語は進展していく。自分が描いた絵がそのままゲームに反映され、「絵を描く楽しさ」はもちろん、個性豊かな登場キャラクタ、コミカルでハチャメチャなストーリー展開、タッチスクリーンやマイクなどDSの機能をフル活用したギミックなどを楽しむことができるという。

 これまでに発売されてきたテキストアドベンチャーと言えば、小説のようなテキストと挿絵でシーンを連想させるタイプのものが主流であった。これに対して本作は、DSの上下2画面をマンガのコマに見立てて、画面が上へ上へと流れて読み進めていくというシステムを採用している。これによって、テンポの良いゲーム展開を楽しむことができる。用意されているコマ数は4,000コマにも及ぶという。膨大なコマ数によってマンガと似た感覚で物語が展開していくので、小さな子供でもすんなりと物語に入っていくことができる。そして、マンガのページを戻すように、前の画面をスクロールして読み返すことも可能となっている。

 物語を進めて行く上でカギとなるのがルソーの得意とする「変装」。タッチスクリーンに「顔の絵」を描くことで変装する。変装後は、プレーヤーが描いた絵が主人公に張り付いた形となり、ゲームは進んでいく。見本を見ながらそっくりに絵を描いて変装し、その人物に成りすまして秘密の情報を得たり、秘密の場所に潜入することができる。変装が下手(絵が下手)だと、ゲーム中に登場するキャラクタに怪しまれ、場合によってはゲームオーバーとなってしまうこともあるという。

ほえーん!?面白そうですねー。これもDSですか?
先日からDS派・DS購入計画に傾いてる私にとっては興味深いゲームですね。
「タッチペン」というギミックを使った新しい試みですね。
書いた絵の良否の判断基準の事を考えるとかなり無茶な気はしますが、描いた絵を顔に貼り付けて変装ってのは面白そうですね。
なんかお馬鹿なストーリーっぽくって(笑)。
分割画面を漫画のコマに見たてるってのも面白いですね。読み返したり、話の流れを追いやすいですよね。
まさに
「タッチペン一つでお気軽にプレー」
出来そう。
また一つDSの良さを生かした新機軸のゲームが発売されそうですね。
発売日未定と言う事ですが、期待しちゃいますよー。



こう言うアイデア見ると改めてDSのスタンスが良かったんだなーと思っちゃいますね。
PSP

「高速・大容量のハードに詰め込ませるソフト」「ソフト開発を置き去りにするハード性能」

でソフトメーカーが開発に苦慮してる中(専用ソフトが少な過ぎますよね)、
DSは

「携帯ゲーム機に適したギミック」「ある程度簡素化して遊ぶ方には遊びやすく」
「制作する側にはアイデアを広げやすい各種オプション」

といった要素のおかげで次々と新機軸のソフトが生まれて、売れてますよね。
ソフトメーカーにとっても作りやすい・使ってみたいギミックがあるって事は魅力ですよね。
ただハード性能という入れ物を大きくして、使いきれないスペース埋める事に四苦八苦するより、
携帯ゲーム機という利を生かして、アイデア勝負・アイデアを生かしやすい性能・ギミックを用意出来た事がDSの現状での勝因
なんでしょうね。



ともかく怪盗ルソー面白そうなげーむですよ。期待して待つっす。
今月中にはDS購入しようっと!